僕はカツ丼が大好きで、常にカツ丼が美味しい店がないかアンテナをビンビンにしている。
そんな僕のアンテナに引っかかっているお店があった。
その名も『やまちゃん』
高知市神田にある町中華の店である。
以前この記事でオムライスを紹介したお店である。
この時はオムライスを食べたのだが、その日のお客さんのほとんどが注文してたのがカツ丼だったのだ。
そしてその特異なビジュアルは、カツ丼好きの僕の心を掴んで離さなかった。
この度やっと行くことが出来たので紹介したい。
外回りの仕事を終えた13時過ぎ。
会社に戻る前に飯でも。
そう思った矢先に思い出したんだ。近くに『やまちゃん』があると。
前回行ったのが9月だから、もう半年以上が経つ。
行けるときに行かないとなかなか行けない。
店内に入ると、客は6人ほど。
その内5人がカツ丼を食べていた。
やはり。
ここはカツ丼の店だ。
注文してしばし待つ。
この店はおじさんの完全ワンオペのため、結構な待ち時間だ。
注文までに10分近く待ったくらいにね。
入店してから30分が経過したころ、カツ丼がやってきた。
刮目せよ。
これが町中華のカツ丼じゃ。
まず丼がラーメン丼である。
なかなかに盛りがよろしい。
今週のお題「盛り」
サクサクの豚カツに、トロットロの餡がかかっている。
見た目はカツ丼というよりも天津飯か中華飯。
具材も、タマネギ、ニンジン、ネギ、タケノコ、キクラゲと中華中華している。
卵でとじるオーソドックスなスタイルとは一線を画すこの餡掛けスタイル。
近年流行している「とじない系」カツ丼とも全く違う。
中華系カツ丼のど真ん中。
食べよう。
カツは揚がりすぎなくらいこんがり揚がっている。
そのおかげでトロトロの餡のなかでもサクサク感を失わない。
噛み応えがあり非常によろしい。
餡は思ったよりも中華ナイズドされていない。
和風な味付けで、あくまでもカツ丼ですよという気持ちを感じた。
トロっとした餡はご飯が泳げるくらいしっかりとかかっており、最後の一口までなくなることはない。
優しめの味つけと歯ごたえを残した野菜がなんとも美味い。
レンゲでカチャカチャ鳴らしながらかき込むのが中華カツ丼の王道スタイル。
多いかなと思っていたがあっさりと完食した。
前回のオムライスもオリジナリティの高い味付けだったが、カツ丼もまたしかりであった。
この店は美味い。
いつもと違うカツ丼食べたきゃここに来ることを勧める。
そして、覚えておいてほしいのが一つ。
この店はハイパーエグゼクティブワンオペである。
ワンオペのなかのワンオペ。
それでいて客はしっかりと来る。
来店するときは、時間に余裕を持っているときだけにするのがいいだろう。
僕は今日店に来て帰るまでに約1時間かかっている。
そのくらいの余裕のある方は、唯一無二の美味しいカツ丼が食えるだろう。
『やまちゃん』
定休日:水、木
営業時間:11時30分~14時30分、17時~21時