むらよし農園

面白いことが書ければと。

須崎市『やのよし』のピカピカのカツ丼を食べる

僕はカツ丼が好きだ。

どこのどんな店にも置いてあるカツ丼というメニュー。

 

それゆえに美味い店を発掘したいという欲求に終わりはない。

 

murayoshinouen.com

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今回は高知市を離れ、須崎市からディグって見たいと思う。

 

須崎駅のすぐ近く。

少々寂しい通りに『やのよし』はある。

グーグルマップから

人通りもまばらなこの通りに、駐車場パンパンで店前に行列を作ることもあるほどの人気のうどん屋さんだ。

 

だが、うどん屋というのは看板に書いてあるだけで、僕が実際にお店に入って受けた印象は完全に定食屋である。

 

事実、お客さんの多くは定食を頼んでいるし、僕にこの店を教えてくれた人からは、唐揚げの美味しいお店だと紹介された。

 

そして、同じくらいカツ丼が美味しいと。

 

たまたま別の用事でその知人と須崎を訪れたので、念願の初『やのよし』してきた。

 

年季の入った店内、満員のお客さん。

注文の際に、結構な時間がかかるということをアナウンスされる。

 

それならばこれを。

 

今日は運転もないし。

定食屋や中華料理屋は生ビールではなく瓶ビールで飲るのがいい。

のんびり瓶ビールをやっつけながら待つこと20分少々。

カツ丼がやってきた。

 

これは・・・

ビジュがいい。

かなりビジュアルがいい。

 

なんていうか輝いてる。

ピカピカのツヤツヤなのだ。

 

 

火入れの加減が抜群なのだろう。

もう美味しいというのは確定だ。

カツはサイズは少し薄めの、衣薄め。

僕の好みの具合である。あまり衣が分厚いのよりは薄くてサクッとしてる方がいい。

もちろん、衣の厚いザクザク系も嫌いではないが。

 

 

味は、出汁系。

甘さよりも出汁で喰わせるタイプ。

とても優しく上品で美味い。

なんというか、『飲める』カツ丼かな?

 

これはお酒に合うとかそういうことではなく、するすると飲み物のように胃袋に入ってくる文字通りの『飲める』カツ丼だ。

飲めるって書いたが、ご飯はちょいつゆだく。

だがスプーンがいるって程ではない。

 

カツもしっかりと出汁が染み込んでいるが、噛んだ時の奥の方にかすかに衣のサクサク感が残っているのがよき。

 

まぁとても上手に作られている。

どの店で頼んでもこのレベルのカツ丼が出てきたなら誰も文句は言うまい。

 

 

ちなみに、カツ丼よりも先に来た唐揚げは看板商品なだけあってかなり美味しかった。

ザクザクで熱々のビール泥棒だったが、ご飯にも絶対に合うので、次来た時は唐揚げ定食という選択肢もありかもしれない。

また、同僚の子どもが頼んでたオムライスもなかなかの逸品。

きっと何を頼んでも美味しいことだろう。

 

店内には、県外からの観光客も多かったが、法事終わりと思われる地元民の集団もおり、盛況だった。

家族連れも多く、この辺の人にとっては、何かあるたびに

 

「そうか、大学受かったのか。じゃあ今日は『やのよし』でも行くか」

 

「今日は久しぶりに○○も帰ってくるし、母さん『やのよし』予約しといて」

 

「○○ちゃん、誕生日何食べたい?」「やのよしーーー」

 

みたいな、架空のローカルCMが脳内に再生される。

きっと昔から、近所の人の思い出のしおりのような存在となってるお店だろう。

 

僕の近所にも欲しいな。

とりあえずまた行こう。

 

『やのよし』

須崎市原町2丁目3-9

定休日:火曜

営業時間:11時30分~15時、17時30分~21時