むらよし農園

面白いことが書ければと。

大人の休日はハードがいい

8月に入って、猛烈に忙しかった。

 

丸々1日休みだった日は、今日までで5日である。

 

世間ではお盆休みやら夏休みがあるなか、たったの5日である。

 

そんな5日の休日のなかでも、両親が来ていたり、大学時代の友人が来ていて接待に要した日はむしろもっと忙しかったので、その日をカウントしないようにすればたったの2日だ。

 

貴重な2日である。

その内の1日は、ほとんど家から出ずに本を読んだりしていた。

 

そしてもう1日が、先日の日曜日である。

 

丸1日何もない。

その事実に興奮していた。

僕はもうダメかもしれない。

 

せっかくの休日。どうしようかな。

何をしようか。

 

悩みに悩み、とりあえずハードに動くことにした。

 

 

基本は早朝から

休日の基本は早朝からである。

前日から早めの就寝をして、早朝からの活動開始。

 

もちろん5時半である。

 

洗濯物を回し、6時には朝ヨガで体を起こす。

朝食を済ましたってまだ6時半だ。

 

「まだこんな時間か、まだ何でもできるな」

 

このようなマインドこそが休日にはマスト。そのための早起きだ。

 

 

ジム

早く起きたからには朝からジムに行こう。

トレーニングで身に付くのは筋肉だけではない。「朝から体ヤッちゃってますよ」という強烈な自己肯定感である。

 

大事なことだからもう一回言うね、早朝からのトレーニングで身につくのは。筋肉ではなく自己肯定感だ。

 

下ろしてる方の指どうなってんねん

お気に入りのTシャツで行けば、気分も上がるのよ。

 

限界?気のせいだよ。

 

 

出発

1時間ほどトレーニングを終えたら出発しよう。

目的地はざっくりと海方面。

 

経由地は美味しいご飯屋さん。

あとは漕ぎながら決めよう。

 

とりあえず走りたい方面に自転車を転がしていく。

気の向くままに走っていくと、四国八十八か所の32番札所である『禅師峯寺』への看板がチラついてきたので行ってみることに。

なかなかの傾斜の山を登り、汗だくで本堂まで行くと素晴らしい景色が広がっていた。

 

しばし眺めていると、強烈にお腹が空いてきたので、近くでガッツリ食べれそうな場所を探すことに。

ここまで

 

とりやき食堂

札所からほど近い場所に、鶏肉の焼肉屋さんがある。

昼からやっていて、なかなかの人気店だ。

 

七輪がそれぞれのテーブルに置かれており、自分で焼いて食べるスタイル。

 

鶏肉は軽くボイルされてるのか、炭火で炙れば簡単に火が通る。

疲れた体にタンパク質がいきわたる。

2種類のタレが抜群に美味しい。

 

ご飯も山盛りで言うことなし。

 

大満足でお店を後にした。

 

 

海の見える道

お腹いっぱいなのでもう帰ろうとも思ったが、まだ午前中なので先へ進むことに。

見慣れぬ道を選んで進む。

気が付くと海沿いの道に出ていた。

堤防のような道をひたすらに進む。

車では絶対に通れない道を行けるのも自転車の良いところだ。

 

そのまま吉川町まで進む。

天然色市場という道の駅的な場所で一休み。

 

座ると汗が吹き出てくる。

自転車で進んでいると、風を受けるのであまり感じないが、今日はかなり暑い。

予想最高気温は33度だ。

 

なんでこんな暑い日にこんなことを。

自分でも思う。

 

でも自分でもよく分からない衝動がある。

 

今はその衝動のままに行動したい。

 

海沿い

この辺で今日は勘弁してやる。

 

 

知らない道

帰りはまた別の道を進む。

なんとなく帰れそうな方向で、極力知らない道を行く。

 

僕は昔から、自分の知らない土地の住宅街を見るのが好きだった。

好きというと少し違うかもしれない。

 

なんともいえない気持ちになるのだ。

 

自分の知らない人たちが、自分の知らない町で、それぞれが主人公として人生を歩んでいるんだな。

 

そう思うとなんともエモい気持ちになる。

 

自分とは一生交わることはないだろう人たちの暮らしを思ってセンチになるのだ。

 

変態なのかもしれない。

 

 

ハードな休日の終わりに

ゆっくり漕いで夕方前には帰宅。

水風呂を溜めて飛び込む。

最高のご褒美だ。

そのままエアコンをつけて、洗濯物を畳んだり本を読んだり。

 

24時間テレビは、1秒たりとも見ようという気にならなかった。

 

たくさん運動したという免罪符を片手にラーメン屋に駆け込み、つけ麺を食らう。

 

疲れた体に染み込むのは水よりビールより脂と塩分だ。

 

帰宅後は早々に就寝。

 

 

いい疲れは明日への活力

せっかくの休日を疲れ果てて終わるというのは、社会人としてダメかもしれない。

しかし、同じ疲労でも、仕事での疲れと自分の好きなことをしての疲れでは全く違う。

その疲労は翌日への活力となる。

 

仕事で疲れたからって1日中家にいても案外回復しない。

 

思い切ってアクティブに動くことこそが、リフレッシュとなることを僕は知っている。

だから僕は声を出して言いたい。

みんな、仕事以外に疲れようぜ!

 

たとえ翌日の仕事で2時間の昼寝をしてしまったとしてもね。