仕事には毎日お弁当を持っていっている。
30オーバーの年男が、早朝に起きてせっせとお弁当をつくる様はなかなかにキテる。
先日後輩の女性社員に「何で毎日お弁当作ってるんですか?」と聞かれた。
理由なんてなく、食べたいから作ってるだけだが。
作ってくれる人がいない僕を煽ってんのかこいつはと思ったが、「好きな料理を好きなだけ食べれるから」と答えておいた。
自分の食べたいものを食べたいだけ食べれるのは自炊者の特権である。
尚、基本的に毎日ほぼ同じ弁当を作ってるので、食べたいものを作るってよりは作りやすいものを作ってるだけなのだが。
何度もブログに書いているように、僕はお弁当が好きなのである。
外食よりも安く済むし、食べに行く時間も短縮できる。
自分で作るので今の自分の体に必要な栄養素を詰め込めるし、自分の好きなものを食べれる。
いいことだらけなのは明白だ。
出来ることなら毎日毎日同じものばかり作るのではなく色んなおかずを詰め込んだいいお弁当を作りたい気持ちはある。
でもそうするときっと続かない。
お弁当は続けてこそ意味がある。
高校時代ほぼ毎日お弁当を作ってくれていた母親の偉大さが今なら分かる。
食べ盛りの部活生であり、体を大きくするために毎日ドエライ量のお弁当を作ってもらっていた。
冷食も少しは入っていたが、基本的に手作りのお弁当を作ってくれていた。
おかずも3、4種類入っていた。
すごいことだ。
働きながらそれをしていたんだから頭が下がる。
僕の分と父の分を毎日。
一度、本気で体を大きくするために、「バチバチに弁当詰め込んでくれ」と頼んだことがあった。
僕の弁当箱は、ちょっとした家族が運動会で食べるくらいのサイズだった。
そのバカでかい2段弁当の下の段に、特盛のカツ丼を詰め込まれ、上の段には普通にご飯とおかずが詰め込まれるという推定3000キロカロリー超えのモンスター弁当が完成していた。
とりあえず友人達全員に爆笑されながら食べ進め、昼休みいっぱい使って完食した思い出がある。
笑える思い出だが、朝からカツ丼だけでなく普通の弁当のおかずまで作って詰めてくれた母親の凄さに震えてくるぜ。
母ちゃんありがとうな。
そして、そんな母親の作るお弁当に最もリスペクトを表していたのが父親である。
父親は毎日職場で弁当箱をピカピカに洗い上げて帰ってきていた。
特に何も言ってはいなかったが、感謝の気持ちを表していたんだろう。
僕は現在毎日お弁当を作ってるし、毎日職場で弁当箱を洗って持って帰っている。
自分で自分に感謝を伝えてる。
いい話風に終わらそうとしてるけど、最後に一言いいですか?
自分の弁当の味にちょっと飽きてるんですけど?
誰か作ってくれる人いないかな。
作ってくれたら完璧に洗って帰るし、毎日美味しかったよって言う準備も出来てるんだけどな。
感謝を伝える相手が欲しい今日この頃。
今週のお題「お弁当」