むらよし農園

面白いことが書ければと。

社会人とは思えない程遊んだ2月の終わり

先月末、友人が高知に来ていた。

出張で5日間くらいおれるという。

夜は大体暇だから遊ぼうよとのこと。

 

人生で最も頭の悪かった大学時代を、ともに過ごした友人である。

5日間遊べば無事に済むとは思えない。

 

ブログも書けない程に遊んだ2月の終わりのあれこれを、記録として残しておきたい。

 

 

したたかに酔った祝日前

仕事をマッハで終わらせて友人と待ち合わせた店に向かう。

店の名は『凪』

創作中華が売りの大人気居酒屋だ。

 

美味い飯と美味い酒。



久しい友人と過ごすいい時間。

 

みんな大人になったもんだ。

なかなかの値段の店で好きに飲み食いできるようになったんだもんな。

 

3人で日本酒を6合飲み終えてお店を出る。

 

まだセーフ。

まだ大人な飲み方してる。

 

二次会に何故かカラオケ行きたいと友人が言う。

 

大学の時みたいにみんなで歌いたいと。

 

確かにあの頃以来カラオケなんて行ってないな。

 

行ってみるか。

 

 

3時間後、なぜかコークハイを浴びるように飲んで泥酔して布団に入った。

 

翌朝枕がベトベトしてる。

 

浴びるようにってのは比喩ではなくリアルだったってことだ。

 

飲み方まであの頃に戻った最悪な夜である。

 

 

競輪デビュー

祝日の朝は最悪な体調で迎えた。

熱いシャワーを浴びて体を起こす。

 

急いで競輪場へ向かう。

 

この日から高知県では実に16年ぶりとなる『G-1』が開催される。

G‐1というのは、2000人以上いるプロの競輪選手の上位108人しか参加することが出来ない競輪界最高峰のレースのことだ。

 

そんな大会が高知で開催されるということで、競輪場へと足を運んだわけだ。

 

僕の競輪デビューである。

 

学生時代狂ったようにスロットとマージャンに明け暮れていたギャンブラーの僕も、競輪には手を出していなかった。

 

どんなもんだろうか。

 

 

レースは4日間にわたって行われる。

その成績で優勝者をきめるのだが、2日目を除く3日間競輪を観戦し車券を買い続けた僕。

 

最終日には、有料の観覧席を利用し、アプリと新聞を穴が開くほど見つめながら真剣に投票し、レースになると選手に大声で声援を送るくらいにはドハマりしていた。

 

 

初めての競輪がG-1だったのがダメだったな。

 

こんなんおもろすぎるやろ。

みんなが夢中になるのも分かるよ。

 

ハマり過ぎないようにしないと。

 

 

マイナス2万6千円。

 

 

大人になった気がした寿司飲み

凪とカラオケでしたたかに飲んで翌々日。

再び集合した我々は、高知で最もくらい評判のいい寿司屋『すず木』へ。

 

12年前、川原で激安のポッポコーンをつまみに激安の韓国産のビールを飲んでた我々が、いい感じの寿司屋で飲めるようになるとは。

 

自分たちの大人っぷりに酔いしれてしまう。

 

食べたいものを食べて飲んで大いに満足した。

会計は4人で5万円程と、思っていたよりもリーズナブルであった。

 

大将の人柄もよく、人気なのもうなずける店だ。

 

ぜひまた来よう。

 

 

治らない病

寿司屋を出た僕らは、次の店を探していた。

 

友人を先頭にフラフラと歩く。

 

友人は何も言わずにパチンコ屋に入っていった。

今はみんなもうパチンコパチスロは引退してるが、昔はよく行ってたな。

懐かしい気持ちで入店した。

 

次の店の飲み代を出そう。

そう決意し並んでスロットを打つ。

 

みんな次の店で飲めるくらいの額を負けて退店。

 

バカは死ななきゃ治らない。

 

 

カジノバー

いらん金を使って悔しくなった僕らはカジノバーへと向かった(バカ)。

 

小一時間飲んでブラックジャックを楽しむ。

ディーラーの女の子が強すぎて笑うしかなかった。

 

「ナイステンでーす」というかわいい掛け声が耳から離れない。

 

 

ダーツバー

カジノバーを出た後はダーツバーへと向かう。

これも学生時代によくしていた遊びである。

 

勘違いしてもらっては困るが、全員もれなく下手くそである。

 

だが楽しみ方を知っているという点では上級者かもしれない。

 

この夜も、さっきのカジノバーのお姉さんの「ナイステン」という掛け声から生まれた新しいルール。

 

『10に矢が刺さったら1杯一気飲みする』

 

これがゲームを大分盛り上げてくれた。

 

10のトリプルに矢が刺さったが一番盛り上がるという変な展開だったが面白かった。

 

 

 

深夜の『眞屋』

ダーツバーでしこたま飲んで酔っ払った僕らは、真夜中の街を彷徨う。

友人が『眞屋』に行きたいと言い出す。

 

眞屋は、明け方まで営業している居酒屋で、高知の深夜食堂的存在である。

 

誰一人お腹など空いてないが行くことに。

 

みんなは定番の梅茶漬け。

 

僕は何故かからあげ丼を食べていた。

 

夜中のからあげ丼は悪魔の味がした。

 

 

激闘の終わり

二日酔いのなか競輪に行き、みんなでサウナに行き

 

murayoshinouen.com

 

サウナ上がりに美味い酒を飲み、僕ら激闘の5日間は幕を閉じた。

体は疲れ果て、財布は軽くなり、花粉症の症状は爆発した。

 

でもとても楽しかった。

 

僕らはまだ若いんだ。

 

あの頃となんら変わらず遊べるじゃないか。

それに気づかせてくれた友人よ、ありがとう。

 

 

 

次に来るときは、どうか2泊くらいにしてくれ。

 

おわり

 

トモダチ

トモダチ

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