高知市の中心部、帯屋町というアーケード通りと追手筋という通りの周辺に繁華街が形成されている。
その高知の中心部である繁華街のことを高知県民は「お街」と呼ぶ。
そんなお街のなかは飲み屋だけでなく、イカした喫茶店がひしめいている。
高知県は、実は喫茶店が非常に多く、モーニング文化が根付く街だ。
人口1000人あたりの喫茶店の数は日本一だというデータもある。
なので、みんなそれぞれお気にの喫茶店の一つや二つ持っているのだ。
今回は、お街のなかにある僕のお気にの喫茶店を。
名は『La mer ren'e』
ラ・メールと呼ぶ。
カウンターが数席とテーブルが3つほどの小さい喫茶店だ。
落ち着いた雰囲気だが、各所にセンスの光るお洒落な店内。
それはメニューにも表れている。
読みにくいんである。
だが、一目で只者ではない感じが伝わる。
このなかでも特に人気のふたつ、「イタリアチーズマスカルポーネ」と「アンパンマスカルポーネ」はハーフサイズでも注文できる。
名前までハーフになってる。
それにどう見ても「りたりあ」なのも洒落が効いてる。
今回は『いたりあ』を注文。
トースト史上最も洒落てて美味しいイタリアチーズマスカルポーネ。
刮目せよ。
素晴らしいビジュアルに目を奪われる。
たっぷり塗られたマスカルポーネの白にピンクグレープフルーツの赤。
そして鮮やかなミントの緑が加わればそこはもうイタリア。
これがもう完璧に美味しい。
チーズとグレープフルーツの相性はバツグンだし、トーストも軽すぎずどっしりと受け止める。
出来ることなら一斤分丸々食べたいくらいには美味しい。
深めに淹れられたコーヒーと一緒に食べれば、もう何も言うことはない。
非常にいい時間を過すことが出来る。
ぜひ一度食べてもらいたい味である。
最近めっきり行けていないが、これを書きながら猛烈に食べたくなってきた。
近いうちにいくしかない。
高知の喫茶店文化はとても面白く、土日には多くの喫茶店でモーニングを楽しむ県民の姿を見ることが出来る。
そんな高知の喫茶文化を伝えるために、たくさんの喫茶店に通ってブログに書いてみよう。
『 高知 喫茶店 』とググれば、検索結果が僕のブログで埋め尽くされるその日まで。