むらよし農園

面白いことが書ければと。

今日が人生で一番若い日

6時前に起床し、窓を開ける。

そろそろ本格的な花粉のシーズン、こんな風に窓を開けることが出来るのは今週までかもしれない。

 

洗濯機を回しながらゆっくりと本を読む。

 

無理やりにでもいい休日を演出しようと必死である。

 

掃除をし終えたら準備をして図書館へ。

 

借りていた本がまだ読み終えてなかったので、続きを図書館で読むことにしたのだ。

 

なんせ家には誘惑が多すぎる。

 

僕は昔から図書館が好きでよく行っている。

勉強しに行ったことはない。

本を読みに行っている。

 

今日はこんな本を

 

『攻めの節約』 生方  正 著

 

僕はそんなに金遣いが荒いとは思っていない。だが、そろそろちゃんとしないといけないという思いからこの本を手に取ったのだ。

 

まぁ正直この手の本はどれも同じことを書いてるし、知っていることばかり書いているる。

特に大きな期待はしていなかった。

事実この本にも、少し考えれば誰もが分かるようなことしか書いていない。

 

昔の僕なら、「ケッ、偉そうでお利口なことばっかり書きやがって」と言いながら途中で投げ捨て、パチンコ屋へ走っていただろう。

 

だが少し大人になって分かったことは1つだけ。

 

この本に書いてることは、みんな分かってるけど、みんな出来ていないことだということ。

僕は何一つ出来ていない。

 

無駄なお金を浪費し続け、無駄に時間を消費し続けている。

 

 

僕は読みながら、過去の自分を順番に整列させていた。

 

日雇いで稼いだ金を握りしめて朝からパチンコへ行き、閉店まで打った挙句全額スった僕。

 

1時間目の授業に行くために大学の正門をくぐったはずなのに、気が付いたら裏門からパチンコ屋へ行っていた僕。

 

焼肉屋で散々飲んで、二軒目にbarへ行き、3軒目に別の焼肉屋で飲んで帰りに川に全部吐いた僕。

 

毎月奨学金が振り込まれる日は、パチンコ屋に並ぶ大学生が増える。そしてその列の一人だった僕。

 

せっかくの休みを、Youtubeとネットサーフィンで終えてしまって、もったいない気持ちになって無駄に飲みに行き、翌朝帰って、二日酔いでもう一日休みを無駄にした僕。

 

 

全員そこに並べーーーーーーー!!!

 

 

今からお前らを殴る!!

 

 

僕は頭の中で過去の自分をぶん殴った。

 

ちょっぴり胸が痛かった。

 

読みながら思う。

もっと前からこの本に書いてあるようなことを理解していたら。

この考え方が身に付いていたら。

過去の僕よ、どうしてそんなに愚かだったの?

 

すると本の終盤にこんな言葉が。

 

『今が人生で一番若い』

 

何をするにも遅すぎるということはない。

何を始めるにも、今が一番若いんだから、過去を悔いても仕方ない。

 

未来の自分のために今の自分に出来ることをしよう。

そんなことが書かれていた。

 

過去の自分よ、殴ってごめんな。

まぁお前らは殴られても仕方ないやつらだけど。

 

読んでて、どんどんやる気が出てきた。いいスイッチが入った気がする。

 

なんだかいけそうな気がする。

 

今日の自分は、未来の自分に感謝されるような自分になろう。

 

お金も時間も、1円たりとも、1秒たりとも無駄にしないぞ。

そんな決意が芽生えた34歳の日曜日。

 

 

ということで、サウナ行ってきます。


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攻めの節約

攻めの節約

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