CoCo壱の『 』カレー(ナナシカレー)にすっかり気をとられて忘れていた。
ナナシカレーよりも1日早い4月5日から、かつやにて『タレカツとうま煮の合い盛り』が期間限定で販売されている。
相変わらずカマしているぜ。
かつやの合い盛りシリーズでは無類の安定感を誇るタレカツと、初登場のうま煮のコンビ。
新年度のスタートらしく、新入社員の相棒として、出来る先輩社員をつけるという采配。
分かるよ。
タレカツが入ってる時点でほぼ勝ちなんだから。
問題はこの新入社員の実力だ。
今後かつやを引っ張る力があるのかどうか。
5日の夜に早速行ってみた。
今回はちょいと用があってテイクアウトにした。
車の中に中華っぽいうま煮の香りが充満する。
これは美味そうだ。
家に着き早速開けてみる。
ヤバいね。
八宝菜っぽい見た目のうま煮、デカいタレカツ、下に敷き詰められたキャベツ。
全くもってカテゴリーの違うメンバー。
これが一つの丼にいるなんて。
うま煮は完全に八宝菜だな。
テイクアウトのせいか、とろみのある煮汁の部分はご飯に染み込んでしまっていた。
ではいただこう。
まずタレカツを一口いってみるかと持ち上げる。
デカい。
ただ事ではないデカさだ。
2枚で丼の半分は覆うほどのデカさだ。
かぶりつく。
やはり美味しい。
あっさりしたササミが甘めのたれをまとってしっとり。
さすがは次期エース。相変わらずの仕上がり。
そしてうま煮であるが、こちらも野菜がシャキシャキだし、思ったよりもあっさりめな味付けで非常によき。
これ単体でも、十分に美味しい中華丼が出来るだろう。
うん。
でもなんだかいまいちこの両者がスイングしてないというか、スパークしてないというか・・・
世間では、一見すると全く交わらないような組み合わせだが、根っこの部分では共通点があり、強い絆で結ばれてるみたいなパターンはよくある。
ヤンキーっぽいやつとオタクっぽいやつが実はマブダチみたいな。
今回のタレカツとうま煮であるが、おそらくこの両者は、見た目も雰囲気も交わらなそうな組み合わせでいて、なおかつまだ仲良くない。
シンプルに見たまんま他人である。
まだ互いに敬語で話してる。
全然遠慮してる。
どっちかが思い切ってボケても、突っ込めなくて愛想笑いとかしちゃうくらい他人行儀。
これがもっと遠慮なく、同じ部屋で無言で漫画を2時間見れるくらいの仲になればもっと美味しくなるだろう。
ん~
両者ともにいい実力を持っているだけにもうちょいなんか欲しいな。
初日だからか?テイクアウトだからか?
これは後日、しっかり店舗で食べなければ。
それぞれの美味しさは確かなので、普通に丼としては美味しい。
だがもっと上を目指せるんじゃないかな。
そんな期待を持てる一品でした。(何様?)