待ってました。
かつやの、今年最初の期間限定メニューがやってきました。
実は少し前に、かつやの公式Twitterにはこんなものが投稿されていた。
新商品のヒントの写真らしいのだが、これで何が分かるねん。
オムライスか?茶碗蒸しか?
新年早々かつやのアホな投稿に心を躍らせていた。
かつやを色で表すなら、間違いなく茶色なのに。この写真は茶色くない。
一体どんなものなのか。
かつやの新商品をここまで楽しみにしてる人間はそう多くないだろう。
そして先日、とうとう新商品がベールを脱いだ。
そう来たか。
色々と言いたいことが浮かんだが、とりあえず公式HPの文言を。
白だしと白ねぎでやさしく仕上げた"ふわとろたまご"と、牡蠣醤油がアクセントの店内手仕込みでサクサク柔らかボリューム満点な"とんかつ"が合い盛りの白を基調としたカツ丼は、これから様々な出来事で彩り豊かにするぞと意気込む1年の始まりにふさわしい一杯をイメージしております
よく分からないが、なんだか白推しなのは分かった。
そして、卵でとじないカツ丼にするあたり最近の流行を意識しているのだろう。
かつやめ、なかなかやるじゃないか。
ということで、本日1月13日、発売初日に食べに行ってみた。
店内は大賑わい、おじさん達がカツに食らいついていた。
僕は着席し、お茶を持ってきた店員さんにすかさず
「ふわたま白カツ丼の竹ください」
とオーダー。
そのスピード感に店員さんも引いてた。
待つこと数分
やってきたのはこれである。
美しいじゃないの。
えぇ?なんだかいいじゃないの。
早速ふわたまの部分を一口。
こ、これは・・・
パンチの効いた親子丼じゃないか!
すごく上品な感じの出汁だが、決して薄くなく、塩味のエッジが効いている。
これは美味い。
普通に、いやかなり美味い。
ご飯にしみてる出汁もほぼ色がなく、これまでのかつ丼とは味も見た目も大きく異なる。
そして、とじられてないカツはサクサクのままだ。
これは美味いな。
コロナ明けで、味覚も嗅覚も本調子ではない僕の感想なので、信用できないかもしれないが、これはなかなかいいぞ。
ガツガツと進めていくうちに、二つの思いが浮かんできた。
一つは、この出汁と卵なら、むしろとじてもいいんじゃない?
とじても美味しいんじゃない?
とじないカツ丼という今回のコンセプトに真っ向から反論して申し訳ないが、この美味しい出汁でとじてほしいと思ってしまったのだ。
そしてもう一つ・・・
卵とカツのポジション逆やろ!!
いわゆる「焼きカツ丼」と呼ばれている最近の流行りのスタイルは、卵が下で上にカツである。
僕の大好きな東京の『瑞兆』もそうだ。
なのに、かつやはカツの上に卵なのだ。
これでも十分に美味しかった。
だからこそ、カツが卵の上にのっているバージョンも食べてみたかった。
オプションで頼めたりしないかな?
まぁ普通に美味しいからいいんだけどね。
これまでの期間限定の中でも上位です。
おススメです。
そしてそして
今流行の兆しを見せる『焼きカツ丼』
そのスタイルで出せば、話題になるし、新規客を呼び込むチャンスもあったかもしれない。
そんななかでも、流行りのスタイルとは少しズレてしまう。
かつやのそういうとこが僕は大好きだ。
また食べに行くぜ。