むらよし農園

面白いことが書ければと。

かつやの期間限定全部食う。『カツそば』は久しぶりに現れた、いい意味で頭の悪い逸品

 

台風の接近を予感させるような風が吹いている。

雨が降ったり晴れたりと不安定な天気。

 

サクッと昼食を済まそうと、かつやへ向かう。

先日食べた『海老カツと鶏カツの合い盛り丼』をもう一度食べよう。

そう思い入店した。

murayoshinouen.hatenablog.com

 

昼時なのもあり、店内は一杯だ。

メニューなど見ることなく、合い盛り丼を注文しようと思ったらこんなものが

 

カツそば?

「熱々のカツ煮を冷たい蕎麦に乗せました。」だと?

 

ちょっと何言ってるか分からない。

書いてる言葉の意味は分かるけど、ちょっと何言ってるか分からない。

 

ていうかまだ海老カツ鶏カツがあるのに、また新しい期間限定商品?

攻めすぎだろ。

 

知ってしまったからには頼まざるを得ない。

HPにはこう書いてある。

しっかりと食事がしたい。せっかくなのでカツが食べたい、でもカツ丼を食べきる自信がない...。
そんな時に選べるメニューとして、冷たいお蕎麦に熱々のカツ煮をのせ食べやすさと食べごたえの両方を兼ね備え、これくらいが丁度よい半ご飯を添えた「かつや」ならではの一品が誕生しました。  かつや公式HPより 最新情報 | とんかつ・カツ丼「かつや」公式サイト (arclandservice.co.jp)

マジで何言ってるか分からない。

 

食べるしかない。

 

お、おぅ。

なんかおるな。

頼んでないのにご飯おるな。

食べやすさと食べごたえの両立とはこういうことか。

 

まずはカツを一口。

うん。美味いな(笑)

なんだろう、サクサクな部分とツユがしゅんでる部分がいい感じ。

普通のカツ丼のあたまとはまた少し違う。これはこれでアリか。

そばはどうか。

なんだろう不思議な食感だ。

 

コシが強いのとは少し違う。

歯ごたえがあるのは確かだが・・・

ん~辛麺屋『桝元』のこんにゃく麵に似てる?

まぁこれはこれで美味しいとは思う。むしろこのジャンクさがカツ煮に合ってる。

 

でもね、全然冷たくない。ぬるい。

熱々かキンキンに冷たいかどっちかがよかった気もするがどうだろう。

 

それでも全然美味しいしガシガシと食べ進める。

ご飯の食べ時が意外とつかみづらい。

多分だけどこうかな?

 

身もふたもないけどカツ丼にしてしまった。

いつものカツ丼よりもしっかりツユがしゅんでて美味い。

硬めのご飯との相性もバッチリだ。

 

後半はそばの温度も気にならなくなってきた。

こういうものだと思ったら、これはこれでB級感が増してアリだな。

 

ガッツリと食べて大満足で完食。

食べやすさと食べ応えの両立。こういうことか。

 

僕がカツそばをズルズルと食べていたところ、隣に座った方が驚いた顔で数秒見つめてきていた。

 

ちょっと脳の処理が追い付いてない様子でおもしろかった。

この方は悩んだ挙句にカツ丼の竹を注文してた。

それでいいんです。

 

今回の期間限定商品『カツそば』は、かつやらしさを取り戻したような頭の悪さが存分に詰まった逸品である。かつやの魅力はこの頭の悪さにある。

 

久しぶりにかつやが自分を取り戻し始めたかもしれない。

いいぞ。もっとやれ。

 

次の期間限定も期待している。