ジメジメした湿気が体力削ってない?
ストレスも絶好調じゃない?
『パワーチャージ』が必要じゃない?
ここらでいっとくか。
最近行ったばかりな気もするけど行くしかないだろう。
『かつや』へ。
今回のメニューはこんな感じのパワー系。
前回のメルヘン路線から本来のストロング路線に戻ってきた感がある。
HPでどんなもんか読んでみる。
なかなかのファイターであることが分かった。
かつやのあたまの悪いところ(良いところ)が存分に出てきている。
そして下の方に気になる記述が。
なんと野菜炒めを増し増しにして、チキンカツをダブルに出来るらしい。(176円増し)
「ガッツある方」という書き方が挑戦心を煽る。
やったろうじゃないか。
ガッツだけでここまで生きてきた僕のガッツを見せてやる。
入店し、すかさず頼む。
「この期間限定のやつのマシマシのダブルで」
この頼み方が合ってるかは分からないが、店員はいい顔でうなずいて厨房へ戻っていった。
しばらくして注文の品が届く。
どれどれどのくらいのガッツなんだ?
これはなかなかのガッツ。
二郎のように山盛りの野菜。
丼から大きくはみ出したチキンカツ。
プンプンのニンニク臭。
これは久しぶりに激闘の予感だ。
まずは野菜炒めからがっつく。パンチの効いた味付けとニンニクの香りがたまらなく男子してる。
う、うまいぞ!シャキシャキの食感がたまらない。
味の濃さもかつやらしくフルスロットル。
この野菜炒めだけでガンガンに米が食える味。
しかし、肝心の米が見当たらない。
丼のはずなのに米が出てこない。
結構野菜を食べたはずなのだが米に行きつかない。
マシマシは伊達じゃないってこと。
そしてゴロゴロと入ってる豚ハラミは、歯ごたえもありとても美味しいが、これは後半キツくなるかもしれない。
いや、大丈夫。僕のガッツはリーダーたけしに匹敵するほど。
こんなん余裕よ。
ここでチキンソースカツにかぶりつく。サックサクで非常に美味しい。
美味しいが、衣のクリスピーさは後々ボディブローのように効いてくる。油断はしないぞ。
ソースが染みてもサクサクなチキンカツをかじりつつ野菜をわしゃわしゃと食べ進める。
味の濃さと油のダブルパンチによって徐々に精神とお腹の容量を削ってくる。
豚ハラミを食べても脂が強い。
チキンカツを食べても衣の油が強い。
野菜炒めを食べても味の濃さとニンニクのパンチが強い。
どうやら本気を出さないといけないらしいな。
ここでトッピングされた辛味噌を混ぜてみる。
大正解だ。
完全に美味しさが増した。
この辛味噌の攻撃が効いてる間に畳みかけよう。
お茶をがぶ飲みし、口内の味の濃さを薄めながらなんとかやっつけることに成功。
最後の最後の一口まで激闘だった。
久しぶりにかつやと充実の戦いだった。
これまでの期間限定商品も美味しかったが、どうも戦いが穏やかだった。
しかし今回はかなりスウィングした。
高山vsドンフライのような白熱の殴り合いをすることが出来た。
隣の席ではカップルが何を頼むか迷っている。
男性の方が、「これヤバくない?見た目からしてヤバいやん。しかもマシマシ出来るで。ヤバくない?俺これにしようかな。」
やめた方がいいぞ。
味は美味しいがマシマシは危険だぞ。ヤバいぞ。
会計を済ませてお店を後にする。
「しばらくはかつやいいかな。」
そんな言葉が自然とこぼれた。
これこそがかつや。
次の商品も楽しみで仕方ないぜ(楽しみじゃない)