むらよし農園

面白いことが書ければと。

かつや『おろしつけカツ定食』は美味しくて勇気が出る

暑い暑い日が続く中、かつやがいっちょやったろうかと言うことで新商品の登場だ。

その名も、『おろしつけカツ定食』である。

こってりにこってりを重ねることしか知らなかったはずのかつやが、とうとうさっぱりしようとしている。

 

丼でなく定食オンリー。

 

これまでの期間限定商品とは少し違っているようだ。

 

暑すぎて食欲が湧かないなんて経験はこれまでの人生で一度もない。

 

だが、こってりしたものよりもさっぱりしたものを食べたいという気持ちは、気温の上昇に比例して強くなる。

 

そんな欲求に応えてくれるかつや、ありがとう。

 

新メニュー発売日である8月16日にかつやへと向かう。

 

満員のかつやの店内で、誰一人食べていない『おろしつけカツ定食』を注文。

 

待つこと10分。

 

めちゃくちゃに茶色い定食が運ばれてくる。

想像以上の迫力にたじろいでしまう。

 

なんやこいつ。

 

皿からはみ出しとるやないか。

 

ロースカツ、チキンカツ、アジフライの三種の揚げ物が乗せられている。

一つ一つがデカいし衣がやけに立っている気がする。

ていうか、なんというか衣の粒感がいつもより際立ってる気がする。

 

パっと見では何がなにやら分からない程の茶色感。

 

早速いただくとしよう。まずはバカでかいチキンカツをつけダレにくぐらせて一口。

 

 

『ザクっ』

 

半端ない衣の存在感とジューシーなチキンが口に広がる。

 

つけダレは大根おろしがついているので、ポン酢系だと思っていたが出汁の効いた天つゆのような趣である。

 

めちゃくちゃ濃いことを除けばサッパリと食べられそうな味で美味い。

 

以前に食べた『まぐろカツとささみカツの合い盛り丼』のタレに近いものを感じる。

murayoshinouen.com

 

そしてロースカツを一口。

 

『ザクッ』

 

半端ではない衣感にジューシーなカツだ。

おろしダレとの相性もバツグンである。

 

美味いぞ。

 

最後にアジフライをかじる。

 

『ザクッ』

 

これまたクリスピーにも程がある衣にホクホクの身が相まって美味いじゃないか。

 

ふむふむ。

 

ていうか

 

 

 

 

衣うるせぇぇーーーーー!

 

ザクザクにも程があるだろ。

口切っちゃうよ。

 

かつやHPによると

揚げあがったときにサクサク食感を生み出す「剣立ち」を重視し、パン粉にするパンもかつや専用に原料を厳選。粒子の大きさにもこだわった、究極の生パン粉を使用しているロースカツとチキンカツ、アジフライをかつおの風味が効いた特製のつけ汁と大根おろしにくぐらせれば、がっつりとした食べ応えにさっぱりとした食べ心地が食欲を刺激する定食です。

 

どおりで。

 

食べ進めれば食べ進めるほどに衣が主張してくるのはそのせいか。

 

さっぱりを謳いつつも、衣でパンチをかましてくるところはさすがの一言。

 

最終的にお腹パンパンでお店を後にした。

あと一切れ何か揚げられていたら、きっと胸焼けしていただろう。

 

そのギリギリのラインを攻めてきたかつやの勇気を称えたい。

そしてそんな衣モンスターの定食をぺろりと食べれた自分に勇気をもらうことが出来た。

 

「僕はまだまだやれる」

 

 

僕の隣のおじさん(推定50代後半)は、ロースメンチカツ定食の大盛りにソースをドボドボとかけて豪快に頬張っていた。

 

僕もこうありたいと強く思った。

 

かつやは勇気をくれる店でもある。

 

みなさんも勇気を分けてもらいに行ってみませんか?