日曜日の昼下がり
ムシムシとした湿気が雨が降るのを予感させる。
暑い日に冷たいのを食べるってのも悪くないが、思いっきり熱くて汗かくようなのもオツだな。
よっしゃ。
ラーメンでも行ったろやないか。
今日のラーメンはこんな風。
ラーメン専門『川崎』
久々に食べたくなったんだよな。
店内はお客さんが多く、写真は撮らなかったが、ノスタルジックなコンクリ床に丸椅子、薄いテーブルが昭和のラーメン屋の雰囲気そのまま。
壁に書かれてるメニューも、醤油ラーメン、チャーシューメン、酒かすラーメン、そして店の一番人気のニンニクラーメンとパンチあるラインナップ。
サイドメニューはギョーザも炒飯も、丼もない。あるのはライスのみと男らしい。
味の濃さ、麺の固さ、油の量をチョイスできるのもこの店のいいところ。
ぜひ写真に撮って見せたい。
土佐弁丸出しのメニュー表を。
次回は必ず。
今日は「ニンニクラーメン大盛り カラ口、固め、ムツコイ(脂っこい)」をオーダー。絶対にこのオーダーがこの店のベスト。
猛烈にそそるビジュアル
鼻を抜けるニンニクの香りも効果はバツグンだ。
カラ口だしニンニクだしムツコイしで、刺激たっぷりかと思いきやそうではない。
どっしりと出汁の効いたスープが全体を優しい味にまとめる。
つまりは美味しい。
正直かなり独自路線を突っ走っている味なのでどこにも似てないし、好みはかなり分かれると思う。
しかしながらこの地で創業70年以上。地元の方に愛されていないと続くわけはない。
高知の人に照準を合わせきったこの味は、初めて高知に来て食べてみただけじゃ伝わり切れないかもしれない。
そんな独特の味を出すこの店、ニンニクラーメン大盛りの値段は1000円を超える。
普通のラーメン屋よりも絶対に高いが、それにはワケがある。
創業以来化学調味料を一切使用しておらず、自然食品のみをつかったラーメンだからである。
2010年代なかばからあちこちで流行り始めた、『無化調』という考えを70年以上前から貫いているなんて驚きだ。
スープの複雑で滋味深い味はそのためか。
麺を食べ終わった後もスープを飲む手が止まらないのはそのためか。(デブ)
ライスを食べる手が止まらないのはこのためか。(デブ)
唯一無二のこの味。
定期的に食べたくなるこの味。
無化調だからこそ成しえたこの味。
ハッキリ言ってかなり好きです。
高知のラーメン屋の中でもかなり好きな味です。
値段が高いとか感じさせないこの店の雰囲気も含めて最高や。
また近いうちに・・・