先日のこと。
久しぶりに、昔からお世話になってる高校に顔を出した。
僕がまだ現役の頃、コーチというか、色んなことを教えに行っていた高校だ。
僕は小さい頃からとある競技に打ち込んでいて、大学でも続けていた。
大学の時に、縁あってこの高校の先生に知り合い、定期的に高校の練習にも顔を出すようになっていた。
もう高知に来てから10年以上の付き合いである。
しかし3年前の新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、そういった交流はなくなっていた。
その間僕は、たまにジムで汗を流しこそすれ、その競技からは遠ざかり、現役時代の体は見る影もないほどになっていた。
そんな僕に、久しぶりに連絡が来た。
「練習見に来てくれ」
どうも久しぶりにインターハイに行く選手がいるとのことで、その選手の練習を見てやってほしいということ。
インターハイまでの約2か月間定期的に来てほしいということを言われた。
こんなおじさんを必要としてくれる人がいるなんて。
僕はうれしくなり、久しぶりに顔を出した。
練習場では、高校生たちが必死に汗を流している。
みんな真剣で、僕らおじさんとは目の輝きが違う。
懐かしいような羨ましいような切ない感情が僕を襲う。
よし。
この子たちのためにもおじさん頑張ろう。
僕も一緒になって汗を流す。
僕がこれまで培ってきたスキルも経験も全てを伝えていく。
次第に熱を帯びていく練習場。
約2時間ほど高校生たちと汗を流し、インターハイまでの2か月間の臨時コーチとして、初日の練習を終えた僕は。
肋骨が折れてました。
はい。
自分でもびっくりですが、
肋骨を骨折しました。
えーと、久しぶりに、はい。
折れました。
なんていうか、折れちゃいましたね。アバラ。
すごく痛いですね。
生涯3度目となる肋骨の骨折です。
なのですぐわかりましたね。折れてるって。
なんか懐かしい痛みでほっこりしますね。
懐かしいやら恥ずかしいやら情けないやら、色んな感情を抱えて帰宅。
今回の骨折を真面目に考察してみた。
多分だけど、僕の体は僕が思ってるよりも弱く脆くなっている。
そしてそのことをちゃんと認識できていなかった。
僕は現役の時はそこそこ一線級でやっていたし、僕の脳内にはそのときのイメージがしっかりとある。
そしてそのイメージのままに体を動かしてみると、イメージと実際の体のパフォーマンスに大きなズレが生じる。
そのため怪我をしてしまう。
元々アスリートだった人ほど怪我しやすいんじゃないかと思う。
そう思って自分を慰める。
自分の今回の怪我をしっかりと反省し、また地道に体を作り直したいと思います。
正直肋骨の骨折なんてかすり傷みたいなもんだしな(痛い)
全然余裕で日常生活に支障もないし(寝返りも打てないし笑うだけで痛い)
なんとかなるだろ(ならない)
せっかくモチベーションが上がってきたタイミングなので少し残念ではあるが、しっかり治していこう。
今、一番聞きたくない日本語ですか?
『年寄りの冷や水』です。