朝から出先での会議に参加し、ややこしい話にケリをつけた昼前。
相手の会社の先輩と話していた。
僕は、昨日まで働きすぎたので今日は午後から休み貰おうかなと思ってるということを話した。
すると先輩は
「じゃあ俺も休もうかな」
とあっさり言ってきた。
そのままとんとん拍子に話はまとまり、気が付いたらゴルフ場に来ていた。
天気もいいし、車に道具は積みっぱなしだし。
サクッとラウンドを終えたら、下山してサウナへ。
ラウンドの汗を流そう。
今年オープンしたばかりの『姫若子の湯』へ。
姫若子の湯~元親公の愛した土佐に生まれた天然温泉 (himewako.jp)
姫若子(ひめわこ)とは、土佐の武将・長宗我部元親の幼少期の異名だそうだ。
暑い夏の盛りの昼下がりにサウナ。
そんなきわどい遊びを平日から出来るなんて最高ですよ。
施設内は、オープンして間もないこともあり清潔広々。
サウナも広く、オートロウリュまであって最高だった。
そして露天風呂エリアもとても広い上に、寝転がれたり、ゆったり座れる椅子が数多くあってとても気持ちのいい空間。
しっかりと暑い日差しが差し込むスペースは、日サロよろしく、素っ裸で寝転がってる男性が数人。
こんな使い方もありだね。
どっぷりと1時間半、サウナで汗を絞りだす。
あがったのならば急いで向かうところがある。
ギリギリ17時を過ぎているが、外はまだまだ明るい。
そんな時間からビールを流し込むのは犯罪的である。
また、サウナ上がりときたらその罪深さはマシマシ。
一発で脳天をシビレさせてリミッターを強制解除と相成った。
つい昨日まで禁酒していた。
なぜ禁酒していたのかを忘れてしまうほど美味しいお酒だった。
会議からのゴルフからのサウナからのビール。
おじさんの粋を集めたような1日。
平日にサボって、こんな風に遊ぶのもギリセーフな夏の過ごし方なんだ。
昔こち亀にこんなことが書いてあった。
『日本人は遊ぶのが下手すぎる』
うろ覚えであるが、確かキャンプ場でも取引先と電話をしているサラリーマンをみて両津が言った言葉である。
全くもってその通りだ。
以前こんなことがあった。
同僚が、何月何日はお休みもらってるので諸々なにかあればよろしくお願いしますと言ってきた。
普段滅多に休まない男なので、どっか行くんか?と聞いてみた。
すると、大学時代の友人が遊びに来るのでみんなでゴルフ行くことになったと教えてくれた。
いいじゃないか。そんな楽しいことあるならバンバン休んだらいい。
同僚はその日を休むために仕事を前倒しで進めて、全く誰にも迷惑をかけない状態でその日を迎えていた。
そしてその当日。
彼は会社にやってきた。
聞くと、遊びに来るはずの大学時代の友人がコロナにかかり、来れなくなったらしい。
それでも残った3人のメンバーで行けばいいのに、彼は会社に来た。
他のみんなも仕事に行ったらしい。
なんでやねん。
休みにしてたら休めばいいやん。
彼は今日のためにしっかりやるべき仕事をやっつけていた。
今日休むことで誰にも迷惑かけることなどない。
それなのに、会社にきてしまったのだ。
これは全然笑い事ではない。
マジで由々しき事態だ。
遊ぶのも休むのも下手すぎるだろ。
かくいう僕も同じ状況なら会社に来てしまうかもしれないと思うとゾッとする。
そんなことでいいのか?
ホントにゴルフ行くより仕事の方が大事なの?
休みとってるのに?
この休みのために残業してたやん。
今日やることないやん。
『仕事が出来る』
これはサラリーマンにとって一番の褒め言葉であり、イカす大人の必須スキルかもしれない。
でもそれと同じように、『遊びが出来る』というのも必要なスキルなはずだ。
もっと言うと、休み方や遊び方が下手というのはダサいことだと。
こういった思考がもっと世の中に浸透することを切に願う。
いや、僕が広めていくしかない。
このブログを通して。
読んでいる人は少ないかもだけど言い続けるしかない。
もしかしたら、こういうことが『少子化』や『生産性の低さ』といった、日本の抱える問題を解決する糸口になるかもしれない。
人生は一度しかない。
今の人生は、いくつかある人生の『仕事の章』ではないぞ。
だから僕は言い続けていく。
『会社休んでいくサウナは最高だよ』
とね。