仕事が忙しくなっている。
毎日毎日忙しく、遅くまで働く。
一体何のためにこんなことを。
僕のやってることは世界の何かの役に立ってるのか?
平日の22時過ぎ、仕事終わり。
お腹が空いている。
このような苦しい状況になり初めて、最近の自分に足りてない成分があることに気付く。
そうか足りてないからしんどいのか。
でも足りないものって何だろう。
お腹が鳴いている。
食べたいもの・・・あっ
足りないものが分かった。
それは「粘度」だ。
スープの粘度が足りなかったんだ。
簡単なこと。
疲れてくると、天一が食べたくなるんだよな。
久しぶりの天一。多分超こってり以来かな?
4か月ぶり。
そんだけ間空いてたからか、疲れ切っていたからか、深夜だったからか・・・
めちゃめちゃ美味しかった。
真剣にこれより美味しい食べ物ないんじゃないかと思うほど美味しかった。
旨味の凝縮されたこってりスープ。
ご飯との相性もバツグン。
この際カロリーなんて世知辛いこと言わない。
唐揚げもカリッカリのジュワジュワだ。
疲れ果てた体への『こってり』、効果はバツグンだったようだ。
食べ終わった後、車のなかで実感する。
少しスッキリとした気持ちだ。
分かってる。ストレスが溜まると人間は高カロリーでジャンクなものを欲することを。
その欲を満たしただけであって、何も解決はしていないことも。
それでも美味しく食べてスッキリできたからいいの。
翌朝の胸やけとかはまた別の話なの。
マジでみんな食べてみな?
とぶぞ?
帰りの道中。
カーステレオからは懐かしいこんな曲が流れてた。
懐かしすぎて涙が出そうになった。
この曲を聴いてた頃は何にも考えずに遊び散らかしてたな。
そんな時に戻りたいな。
一瞬だけそう思ったが、ぶんぶんと首を振る。
まだまだ。
あの頃はよかったなんて思う年じゃないはず。
今だってそうなんだぜ。
いつか思う、『あの頃はよかった』のあの頃を生きてるんだぜ。