残業続きの毎日。
家に帰る前にどうしてもお腹がグーグーやかましい時がある。
少しだけつまんでお腹を黙らせたい。
ちょっとでいいから「食った」と思えるものを胃に入れたい。
僕は「残業飯」と呼んでいる。
晩ご飯は晩ご飯でしっかりと食べたい。
だから晩ご飯に影響しない程度のものにする。
多くの人はおにぎりやマックやサンドウィッチなど、つまみやすいチョイスになるんじゃないだろうか。
だがそこには、糖質や、カロリーといった要らん情報まで気にしないといけない。
そういうとき、ダイエッターとしての最善はサラダチキンや豆腐バーだと思うし、事実そうやって凌いできたこともある。
だが、それではダメな時も存在する。
疲労がたまり、ストレスが溜まってくると、人間はジャンクなものやハイカロリーなもの、体に悪いものを食べたがる傾向がある。
そうなるとヘルシーなものや、体にいいものなどは眼中に入らない。
ガツンとジャンキーにケミカルな味のものを摂取しよう。
ということで僕が今日の残業飯に選んだのはこいつだ。
ブタメン(とんこつ味)
サイズ感、ジャンキーさ、美味しさ。
どれをとっても今日のテンションにぴったりである。
そして、この手のカップ麺を食べる際に最も美味しく食べる方法知ってる?
茹で時間を早めに切り上げる?もしくは長めに茹でる?
ちょい足しの調味料?
違う違う。
フォークで食べるだけ。
フォークで食べるだけで3割増しに美味しい。
これは、海外を放浪していた時に気付いたのだが、海外のケミカルでファンキーなカップ麺を食べるときに、箸ではなくいつもフォークだった。
異国の地、フォークで食べるカップ麺は非日常感に拍車をかけてくれる。
食べる時間も夜中なのもあり、いろんなブーストがかかってとにかく美味しかった。
その経験から、縦長のカップ麺はいつもフォークで食べることが多い。
フォークはフォークでも、プラスチックのやつか、先の短くて丸っこいのがベスト。
なければ普通のフォークでもいい。
今日もフォークで麺をすする。
少々食べづらいが、そこがいい。
食べにくいし、熱いしで時間はかかるが、そこがいい。
食べ終わった時の罪悪感というか背徳感というか「やっちゃった感」が気分を盛り上げてくれる。
2分ほどで完食し速攻で仕事に戻る。
エナジードリンクなんかに頼るのは若者だけでいい。
おじさんにはおじさんのチャージがある。
これが僕の残業飯。
みんなも真似してね。