5時に起床し朝食はラーメン。
朝ラーが流行ってると聞いたものでね。
でも多分だけど朝ラーにはあっさりした醤油とか塩だよね?
よりによって味噌選んでもうた。
大分こってりだけどそれでも美味しかった。
最近朝食は作って食べるけど、お昼にお弁当を作ることがなくなってしまったな。
1,2年前はよく作ってたのに。
やめた理由はオートミール生活を始めたから。
朝昼のご飯をオートミールにしてから弁当を作らなくなった。
それでは朝昼をオートミール生活にしたからお弁当を作らなくなったという僕の本日の昼ご飯を見てみよう。
ボリューミー。
太ることしかできない弁当ー。
オートミールのオの字もない肉オンリーの意識低低弁当だ。
今週のお題「鬼」
こんな弁当は豆で追い払いたいね。
そう。
お昼にオートミール食べる生活はもう終わっている。
そのため、家から何かしら持っていく日もあれば、今日のようなデブデブ弁当を買いに行ってしまう日もある。
またお弁当生活始めようかな。
今までずっとみんなに内緒にしてたけど僕は「お弁当」が大好きだ。
食べるのも見るのも。
好きすぎてこんな本も買っている。
1~4までコンプしている。著者の阿部夫妻の別連載のものも持っている。
手作りのお弁当がすきなんだ。
はじめてこの本に出合ったのは飛行機のなかである。
ANAの機内誌『翼の王国』で連載されていた『おべんとうの時間』。
機内誌を読むのはとても好きだったが、自分の実家のある島に来る飛行機は昔はJALしかなく、ANAの飛行機に乗ったことがなかった。
高校を卒業し、高知に来て初めてANAの飛行機に乗って翼の王国を手に取った。
これまで読んでたJALの『SKYWARD』とどう違うんだろうなと思いながらパラパラと読んでみる。
いくつかのコラムを読んだのちに、おべんとうの時間にたどり着く。
衝撃的だった。
こんなにドンピシャに僕の好みのコラムに出会ったのは初めてだった。
お弁当を食べる人とそのおべんとうのポートレートが見開きでどんと載っている。
そして次のページにその人の今の仕事や近況、これまでの人生におけるお弁当とのかかわりなどが書かれている。
僕は小さいころからずっと、人が食べている弁当を見るのが好きだった。
この人はどんなお弁当箱にどんなおかずを詰めてるんだろう。
ごはんにはどんなふりかけかな?梅干しかな?
デザートとか別容器に入ってるのかな?
そんな僕の人の弁当を見たいという欲求を叶えてくれる。
そして僕が生まれてからずっとぼんやりと考えていた「おべんとうが好きだな」という感情を、きれいに言語化されていると感じて驚いたのだ。
こんなこと言うのはホントにおこがましいのは分かってるが
「僕と同じことを考えてる人がこの世にいたのか。」
飛行機の中で真剣にこう思った。
単に食べ物としてだけでなく、お弁当にはドラマが詰まっているんじゃないかと常々思っていた。
作る人、作ってもらう人。
なぜ外食でなくお弁当なのか。
なぜそのお弁当箱で、そのおかずなのか。
100個お弁当があれば100人分のドラマがあるはずだ。
この本にはそのドラマが書かれている。
読むだけで、その人に人生に触れたような気持ちになれるのだ。
例えばこの人
「妻とは事情があって別居中です。今は娘二人とおふくろと暮らしてます。弁当は自分で作ってます・・・」
こんな書き出しで始まる文章面白くないわけないやん。
一体どんな事情なんだろうか。気になって仕方ない。
当たり前だけど人間一人一人にドラマがある。
そのことを考えるといつもエモい気持ちになる。
見知らぬ街の住宅街を見た時とか
この家々にそれぞれが主人公のそれぞれのドラマがあるのかなとか考えると脳みそに暖かい風が吹くよね。
そんなことをお弁当を通して知れるなんてエモいじゃないか。
「おべんとうの時間」を知った日から高知から飛行機に乗るときはANAを選ぶようになる。
機内誌で飛行機を選んでいるの人間は日本でもそういないだろう。
そして飛行機に乗っては、わくわくしながらこのおべんとうの時間を読むのだ。
そんなある日。
たまたま入ったTSUTAYAでとんでもないものを目にする。
『おべんとうの時間』が単行本になっているではないか。
急いでレジに持っていき、用事を忘れて自分ちへと戻った。
これまで飛行機一回につき一話(一人)しか読めなかった。
往復便でも同じ月なら同じ話なので、月を跨いで往復するときは心が躍ったものである。
それがこの単行本には39人ものお弁当が紹介されてるし、合間にコラムまで入っている。
大興奮で一気に読みたい衝動を抑えながら、毎日少しずつ少しずつ読み進めた。
今では4巻まで発売され、定期的に読み直す僕のバイブルになっている。
なんの役に立つでもないし、レシピが乗ってるわけでもない。
それでも温かく優しい気持ちにさせてくれる。
中学の教科書に載せるべきだとも思う。
これからも新刊待ってます。
出来ることなら、僕にも手伝わせてください。
いい仕事しますから。