今日も休み。
今日は5時過ぎには起床し、早めの休日をスタート。
いつものように納豆ご飯を食べたら洗濯して布団でも干そうか。
今日は晴れなんだ。
洗濯が終わるまで、読みかけだった本を読む。
面白すぎて洗濯を干した後も読み続ける。
読んだ本は『スメル男』
めちゃめちゃ面白かった。
無嗅覚症という病気になり、匂いが一切分からない主人公が、ひょんなことからとんでもない悪臭をまき散らす体になってしまうというドタバタ劇だ。
だが、1992年の作品ながら福島原発のメルトダウンを予見していたかのような終盤は非常に興味深い。
読み終えたときの感じがなんともエモく、しみじみとした気持ちになった。
巻末に、作者である原田宗典さんのことが色々書かれていた。
薬物使用での逮捕歴があること、躁鬱病を患っていたこと、自殺未遂を起こしていたこと、最近また新刊を書き下ろしたこと。
なんとも言えない気持ちになったが、最も驚いたのが、僕が大学生時代に読んでかなり印象に残っていた『十九、二十』という小説を書いたのがこの原田さんだったということ。
この小説は『じゅうく、はたち』と読む。
タイトル通り、そろそろ二十歳になる青年の話だ。
内容についてはあえて書かないが、なんというか全体的に淫靡でインモラルな雰囲気のある話だった。
興味がある方は是非。
リンク
リンク
本を読み終えたら着替えてジムへ。
本読んで体まで鍛えるとか意識高すぎや。
部屋に戻り、時計を見る。
10時。
うーん。
1日は長いね。
さて何しようか。
とりあえず午後からは図書館に行き、色々と勉強しようかな。
ブログも書きたいな。
その前に昼ご飯は家で食べていこうか。
焼き飯にしようかな?
肉野菜炒め的なののせたアジアっぽい味付けにしようかな。
そうだ、それがいい。
お腹空くのまだ先やからそれまでどうしようかな。
早く図書館行きたいのにな。
よし。もう作っちゃおう。
そんで弁当にしよう。
そう考えただけで一気に僕のテンションはあがった。
休日に図書館に行くためにお弁当?
ヤバいやつやん。
ヤバすぎやん。
急いで作り上げ、鞄に詰め込んで自転車にまたがった。
図書館に着き、ちょうどいい席に腰かけ色々と調べ物をする。
図書館は平日だというのに実に大勢の人で賑わっていた。
チラチラと時計を見る。
早くお弁当食べたいな。
11時半。
全然まだまだや。
また勉強に戻る。
主にお金の勉強をしている。もう35歳。
そろそろ真剣に意識していかないと。
時計を見る。
12時。
まだまだ。
マネーリテラシーを高めるための勉強はこの歳になると必須である。
大学でも勉強してたので、自分では十分にあるつもりでいたが、完全に時代に取り残されている。
このままではダメだ。
やらなきゃ。
時計を見る。
12時半。
行くぞ!!
図書館の外には、多くの人が各々お弁当を広げて楽しんでるエリアがある。
僕もその末席に腰を下ろす。
周りの弁当に目をやる。
かなり出来るな。
こんなイケてる場所で弁当を広げようって猛者たちである。
みんな弁当箱は曲げわっぱだ。(嘘)
僕はこんな日によりによってタッパーに入れてきてしまっていた。
いつもはなかなかかっこいい弁当箱なのに・・・
焼き飯の量が多すぎてタッパーになったんだ。
食いしん坊が仇となる。
まぁいい。
一生会わない人に僕の弁当をどう思われようがどうでもいい。
映えなさすぎや。
ルナサンダルがかろうじてかっこよくしてるものの、弁当が地味すぎる。
気持ち急いで完食して図書館に戻った。
でも美味しかったしテンションは上がったよ。
その後も勉強して本借りて帰った。
そしてそこからは大相撲見て晩御飯食べてお風呂入って借りてきた本を読んで寝た。
今日初めて休日に自分のために弁当を作った。
あんなにテンション上がると思わなかった。
仕事の日は、「作らなきゃ」という気持ちで作ってるので気持ちは上がらない。
ある種の義務感のようなもので続けている。
だからしょっちゅうサボるし、作らなくていい理由ばかり探す。
でも今日の弁当作りは楽しかった。
また、図書館でお金の勉強をしているときも、そろそろお金の勉強しなきゃという気持ちでいたんだが、同時に「勉強したい」という気持ちでもいた。
だからすごく楽しかった。
以前読んだ本に、
人生は『やらなきゃいけないこと』をするんじゃなく、『やりたいこと』をするんだ。
というようなことが書かれていた。
その時は、
んなアホな。と思っていた。
やりたいことだけやって生きていくなんてそんなムズイ話あるかと。
世の中には『やらなきゃいけないこと』で溢れてるんだぞ。知らんのか?
でも多分違うんだな。
『やらなきゃ』ってことも『やりたい』ように変換できればいいんだ。
僕は今日、普段の『やらなきゃ』を『やりたい』に変換できた。
そうすれば『やりたい』ことばっかりやって生きていけるじゃん。
人生は『やりたい』ことに溢れてんじゃん。
そんな都合のいいことを考えてしまうくらいに、今日はワクワクと自分の未来について考えることが出来た。
また次の休みは弁当持って出かけよう。
次はもっと映えるやつ作ってね。