昨夜、ダイエット雑誌を片手に一人で深酒してしまった。
反省しております。
しかしながら朝は早い。容赦なく起きる時間がやってくる。
今日も自転車だ。寒風が身に染みる。
仕事を終えて久しぶりに後輩たちとバスケをしに行く。
バスケ前に着替えていると、後輩がどや顔でエピソードトークを披露してきた。
後輩の友人にバレーをしている男がいるらしい。Aさんとしよう。
そのAさんが1年ぶりにバレーの練習に参加していたときのこと。
もともとバレーの強豪校でバリバリやっていたAさんは、社会人になってもバレーを続けていた。
しかし、子どもが生まれたことでしばらく遠ざかっていたらしい。
そんなAさんの現役復帰初日の練習中。
久しぶりだからと入念にアップをしていたAさん。
周りからも無理はするなよと声を掛けられていた。
Aさん本人も奥さんから、頼むから怪我はせんようにと釘を刺されていたらしい。
そのためその日の練習では、スパイク練習などには参加せずにサーブ練習やレシーブ練習だけにするつもりだったそうだ。
アップを終えて、レシーブ練習に参加するAさん。
久々のボールの感触にテンションが上がり、軽めの内容ながら元気はつらつと練習していたらしい。
そしてサーブ練習を終えて、いよいよスパイク練習に移るときのこと。
最初の約束ではAさんは練習に参加せずに、ボール拾いをすることになっていた。
しかし、テンションのあがったAさんは自分も参加させてくれと言ってきたらしい。
まわりは止めたが、Aさんの熱意に負け、最後の数分だけならと参加を認めてしまった。
久しぶりにスパイクが打てると興奮したAさんはボール拾いを終えて、張り切ってネット際に走っていった。
そして
その途中で転んで、アキレス腱を切ってしまった。
現在も入院中だそうだ。
Aさんの年齢は32歳。
めちゃめちゃ同年代。
そのエピソードトークを聞いた平均年齢30オーバーの僕らは入念かつ慎重なアップをして、全員恐る恐るプレイ。
全力疾走なんて絶対できない。
全力ジャンプもダメだ。
接触なんてもってのほかである。
ただでさえ経験者でもなくど下手な僕は誰にも近づかず、一歩もドリブルしなかった。
それでもそこそこ楽しめたので1時間半ほどで終了。
家に帰る途中、スーパーに寄る。
春菊が安くなってきている。
うれしい限りだ。
家に帰り風呂に入る。
異変に気付いた。
左ひざがめっちゃ痛い。
一度曲げたら伸ばすのに激痛が走る。
膝の外なのか、中なのか分からないくらい痛い。
さっきまでそんなことなかったのに。
Aさんが頭をよぎる。
Aさんも転んだあと普通に立ち上がって練習しようとしたらしい。
痛みが来るまでにタイムラグがあるのか。
バスケ終わって2時間。
ちょっと長くない?
さすがに違うか。靭帯切れたらこんなもんじゃないよな。
切れて1秒で泣くほど痛いはず。
これまで見た人はみんな1秒で絶叫してた。
なんなら切れる前に叫んでたんちゃうかな?
お風呂から出てゆっくりストレッチしてみる。
多分だけど、
運動不足だね。
恥ずかしい。
でもAさんの件は特別なことじゃない。
僕らの世代では誰でも起こりうることなんだ。
その証拠にあんだけの運動でもう痛いんだから。
明日からも気を引き締めていこう。
ということで自転車通勤やめよかな。