先日のこと。
近所のTSUTAYAにフラッと入った時のこと。
コジコジのポップアップブースを設置しているという看板があった。
絵柄は見たことあるな。確かさくらももこさんの作品だったと思うけど。
普段はこういう感じのポップアップイベントに興味を持つことは少ない。
だがその日は何となく気になってしまった。
いつものルートでTSUTAYA内をまわる。
あらかた見たいコーナーをまわった後に、コジコジのポップアップをのぞいてみることにした。
かわいい絵柄のキャラクターのグッズが並ぶ中、コジコジの作中でのセリフが描かれたグッズを見つけた。
「 おまえバカだろバーカ 」
「 そうだよ よく知っているね キミは物知りだね 」
僕は大きな衝撃を受けた。
この絵柄からは考えられないようなパンチのきいたセリフだったからだ。

なんというか、ギャグっぽいコマではあるがギャグとしては捉えられないほどの貫通力を持ったセリフだ。
少なくとも僕は単にギャグとしてではなく、もっともっと深いセリフに感じた。
ここ最近読んだビジネス本や啓発本なんかよりもずっと衝撃を受けた。
僕はほかのグッズも食い入るように見た。
アラフォーの男性が一人でコジコジのポップアップストアをうろついてる事案が発生しました。
そんな不審者情報があがっていたとしたら僕のことです。
他にもいろいろなセリフが書かれているグッズがあり、どれも秀逸なものだった。
コジコジってこんな感じだったのか。
僕は知らなかった。
ただのかわいいキャラクターだと思っていたがそうではなかった。
いくつかのグッズを買って帰り、コジコジのことを調べてみた。
コジコジはさくらももこさんが、『ちびまるこちゃん』がテレビでも放映され、確固たる人気を博しているさなかに、落書きから生まれたキャラクターだそうだ。
さくらももこさんはもともと独特の感性と毒を持っている方で、その毒を国民的人気者のちびまるこちゃんに吐かすことが出来なくなったんではないかと思う。
そこで新しく生み出したキャラクターに自分の描きたい気持ちを表現してもらったんじゃないだろうか。
かなり興味を持った僕はYouTubeにあがっているアニメを見てみることにした。
第一話のタイトルは
『コジコジはコジコジ』
この時点でかなりキテる。
そして流れ始めたオープニング曲はまさかのホフディランだった。
世界観しか感じない。
出てくるキャラクターもかなり強烈だし、他のアニメのキャラクターの名前を平気で出しまくるという現代では到底放送できないような内容だった。
しかし、コジコジの通う学校の先生からの問いかけ
「コジコジは将来何になりたいんだ?」
に対して、
「コジコジだよ。コジコジは生まれたときからずーっと将来もコジコジはコジコジだよ」
という真理中の真理をついてしまう。
かなり侮れないアニメであった。一度見てほしい。
そして僕は漫画も買うことにした。
全4巻。
少ない。
だがきっと買ってよかったと思えるものであるはず。
生きていれば、自分に対するネガティブな言動を耳にしてしまう機会があることもある。
いちいち気にしちゃいられないよと開き直れる人は多くないはず。
僕もそうだ。
かなり引きずることもある。
コジコジはどうだろう?
「お前バカだろ、バーカ」
とこの上なくストレートに侮辱されても平気だ。
「そうだよよく知っているね。キミは物知りだね。」
こんな余裕のある返しが出来る人はいない。
僕はこのマインドを身に着けたい。
どんなことを言われたって平気だ。
僕らはまだまだコジコジに学ぶものが多くあるらしい。