数年前から聴きまくっているアーティストさんがいる。
カネコアヤノという。
2025年に最も聴いたアーティストだ。
ちなみに2024年も2023年もだ。
そして多分2026年もだろう。
そんな愛してやまないカネコアヤノのライブに先日も行ってきた。

数日前から平常心ではいられなかった。
早く行きたいような行きたくないような。
何とも言えない変な気持ちで当日を迎えた。
まずは物販の列に並ぶ。
とりあえず今回のライブTシャツを買わなければ。
それだけを買うつもりで並んでいたのだが、いざグッズの山を目の前にすると脳みそがショートした。
気が付いたらライブTシャツと一緒に、今後絶対に使わないだろう靴べらを買っていた。

そもそも家に靴べらはある。
わざわざ持ち歩けるサイズの靴べらは多分いらない。
万が一いるとしても・・・

こんなにデカいやつはいらない。
何に使うか全く分からないけど買ってしまった。
2500円である。
そら経済も回るよ。
それから数日後、僕が尊敬してやまない競輪選手の佐藤慎太郎さんが高知に来るということで、サテライト南国へトークショーを観に行った。

会場はすごい人だった。
トークショー目当てのおじさんもいれば、トークショーとか関係なくシンプルに競輪をしに来てるおじさん達も多くいた。
おじさん率の高さに不安を覚えるなかトークショーは始まった。
49歳にしていまなお競輪界のトップ戦線を走り続ける慎太郎さんはオーラビンビンだった。
トークも上手いし、サービス精神旺盛でとにかくおもしろかった。
写真も撮ってもらえたし、サインもしてもらえた。
僕は以前から購入して愛読していた本を持っていき、その本にサインをしてもらった。
さらにこのトークショーでは昨年に発売されたファンブックの即売会もやるという。
どうしようかなと思っていると司会の方が、
「先着30冊です!」
僕は急いで列に並んだ。
ほぼおじさんだけで構成された列に並び、僕は無事にファンブックをゲットした。

3300円だった。
そら経済も回るってもんよ。
おじさんがおじさんのファンブックを買うなんて、時代が時代なら村八分にされてもおかしくない。
それがこの時代なら許される。(許されてはない)
いい時代じゃないか。
誰が誰をどんな風に推そうと正解も不正解もないんだ。
言っておくが、僕は別にお金に余裕がある人間ではない。
高騰する食料品をどうやって安く抑えようかと日々苦悩し続けている。
そんな僕が、必要か必要じゃないかと聞かれたら絶対に必要じゃないものを買ってしまう。
節約を意識して暮らしている僕でも平気でこんなことになってしまう。
「推しが~」
「推し活に行ってきてー」
世の中から聞こえてくる声をなんとなく他人ごとと思って聞いていたのだが、そんなことはなかった。
僕なんて世の推し活上級者に比べれば全然お金も使ってないほうだと思う。
もっともっと推してる人々はもっともっと経済を回しているはず。
推し活恐るべし。
みなさん推しすぎにはどうぞお気をつけて。