先日、2泊3日で東京への出張をしてきた。
なかなかにハードな日程だったことと、台風の影響で帰れるかどうか分からないという緊張感とで、終始バタついた出張となった。だが、そんな状況でも楽しめたものもあるのでいくつか紹介したい。
丸七
東京について、同僚と軽い昼食を済ませた後、ホテルにチェックインし、しばしの時間休憩となった。
2時間ほどある。
2時間あったらそうだな、何が出来るかな。
そう考えた僕は、思い切って電車に飛び乗っていた。
そしてたどり着いたのがここである。
『とんかつ 丸七』深川不動店
超極厚のとんかつで知られる有名店であり、いわゆる『とじない系カツ丼』ブームを牽引するお店だ。
まぁ見てもらった方が早い。
分かるかな~このカツの厚みが。
正直言葉が出なかったよね。
もっと分かりやすい写真?あるよ。
真ん中の一つをひょっこりさせてみるよ。
ありえないよね?
下の写真はかつや。比べると丸七がどれだけ厚いか分かるよね。
食べてみた感想。
はい。もう凄かったです。
めちゃめちゃ分厚いのに全然固くなく、しっとりしてる。
なかなかよかったな。
まぁ正直昼ごはん食べてすぐに行くもんじゃないとは思うけど。
ボリュームすごすぎて死にかけた。
皇居ラン
翌日の早朝5時に目覚める。
昨夜は12時過ぎまで飲んでたのにすごいな僕は。
窓の外は快晴。
これはいくしかない。
今回半蔵門の近くに宿をとっていたのは、皇居ランのためである。
どうしても早朝に皇居ランがしたかったのだ。
着替えて、部屋で入念にウォームアップ。
5時半にはホテルを出る。
ホテルのすぐ近くに東京FMのビルがある。
そしてその向かいには皇居の御堀が伸びる。
いよいよ夢にまで見た皇居ランだ。
ゆっくりと走り出す。
驚くことに、平日のしかも早朝6時前なのにこんなに?というくらい人がいる。
男性も女性も、外国人もたくさんいる。
僕はゆっくりと景色を楽しみながら、写真を撮りつつ走る。
皇居の周りは、東京を凝縮したような素晴らしい景色だった。
一周5キロちょい。
ゆっくりと走り切った。おそらく50人近くの人に追い抜かれたが、とても気持ちの良いランニングとなった。また東京に行ったら走りたいな。
三貴苑
僕の泊っていたホテルの近くに、JFNスタジオがあった。ここはラジオスタジオであり、僕が約10年聞いている『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』を生配信しているスタジオだ。
この有吉のラジオ、通称『サンドリ』での大人気企画である大食い対決で使われるのが、タイトルにある三貴苑さんなのだ。
三貴苑さんから出前をした料理の数々を、ビッグ有吉さんと、アルコアンドピースのMAX酒井が驚異的なスピード(一般男性のペース)で平らげていく様子は、非常に痛悔である。
グリーンピース落合の名実況とともにぜひとも聞いてほしい。
僕は常日頃からサンドリを聞いている。
たびたび登場するこの三貴苑さんは、サンドリファンにとっての聖地なのだ。
その聖地にこの度ようやく行くことが出来た。
ごくごく普通の町中華だが、夕方前という変な時間にもかかわらずお客さんが多い。
愛されてるお店というのがよく分かる。
僕は大食い企画でも食べられていた、炒飯(エビ炒飯)を注文した。
待ってる間にも、大食い対決の実況を担当する、グリーンピース落合の名言を頭のなかで反芻していた。
「有吉さんが半分!!酒井さんは三口ーーーーーー!!!」
「有吉さんは、成人男性のペーーース!!!!」
「酒井さん水を飲んだーーー!!!」
よし。イメージトレーニングはバッチリだ。
どんと来なさい。
しばらく待って到着した炒飯は、素晴らしいビジュアルだった。
パラパラとしっとりの中間、ちょうどいい塩梅の炒飯。
実に美味しい。ホントに美味しい。
なんだろう。
ただ美味しいだけとは違う。
やはり、食べたいという思いが強かったからだろうか。
思い入れのあるお店に来れたという感動が、炒飯の味にブーストをかけている。
やっぱり、感動するほど美味しいものってのはエピソードが必要なんだ。
昨日行った丸七も美味しかったけど、元々はインスタにあげたいなってくらいの動機だったから、そんなに感動まではしなかった。
つまりはそういうことだ。
東京でいろんなものを食べた。
流行りの店もインスタでバズってるお店も。
それでも三貴苑の炒飯がダントツで美味しかった。
「美味しそう」、「食べてみたいな」、「インスタにあげたらバズるかな」
そんなくらいの気持ちでは感動するほどの味にはたどり着けない。
「これが食べたい!!!!」
この熱く強い気持ちが大事。
そのことに気付いた。
ありがとう三貴苑。
ありがとう有吉。