5時起床。
しばしのストレッチの後ランニングへ。
これこそ僕の描いてた夏の生活だ。
まだ太陽も昇りきってはいない。少しだけ涼しい早朝の空気を全身に浴びて僕は走り出す。
河原沿いには同じくランニングをしている人や、散歩してる人、5,6人の集団をつくり談笑している高齢者の方々。
様々な人が、早くも1日をスタートさせていた。
人より早く1日をスタートさせるだけでこんなに清々しい気持ちになれるなんて。
家に帰りシャワーを浴びて朝食をとる。
洗濯も忘れない。
今日も熱い一日になりそうだぜ。
職場について午前中はぼちぼち働く。
今日は特に忙しい用事もないしのんびりやるか。
すると上司から
「もう今日は暑いし川でも行かん?」
とナイスな提案が。
「行きます」
間髪入れずに返事出来た自分を褒めよう。
ということで急いでSUPの準備をして仁淀川へ。
このフットワークの軽さこそが社会人としての必須スキル。
こんな天気のいい日に働こうなんて間違ってるぜ。
今日の仁淀川は本来のポテンシャルを十二分に発揮していた。
水温、透明度、ロケーションの美しさ、どれをとっても日本トップクラスだ。
上司と同僚と3人で川に突入。
まずは上流目指してガンガン漕いでいこう。
あらためて高知の川は美しいなと思った。
こんなきれいで遊び放題な川を自分たちだけで遊び倒せる贅沢さよ。
上流のほうには川が分岐するポイントがいくつかある。
本流から一旦離れて、違うルートから本流に合流することが出来る。
今日はそんなポイントを攻めることにした。
冒険感たっぷりなロケーションを満喫する。控えめに言って最高である。
気が付けば3時間が経っていた。
仕事だと全く進まない時計なのに。
川だと一瞬。
片づけをして帰宅。
3時間も川に入っていたし、日にも焼けた、体は充実の疲労で一杯だ。
こんな日の最後の〆はこんな風でどうでしょう。
安くて気軽に行ける焼肉屋さんでビールをちょっと引っかける。
ビールを2杯も飲めばもう眠気がやってくる。
今日は朝からよく動いた。
めちゃめちゃ天気のいい日は午後から仕事をサボって川にドボンするのが、ギリセーフな社会人の嗜みなんだな。
毎日こんな働き方が出来ればいいのに。
海賊を目指していた頃のようなワクワクは、大人になった今ではなかなか味わうことは出来ない。
でも今日みたいな小さなワクワクを見つけて楽しむことは十分できる。
こういう楽しいことを見逃さずに生きていきたい。