ふと思い立って深夜にドライブをしたいときがある。
明日も仕事だし、早く寝たほうがいいのは分かり切ってても、行かなきゃいけない夜もある。
23時、家を出てすぐ気づく。
「涼しい」
ちょっとどころではなく涼しい。半袖短パンで出ることを一瞬ためらうほどの涼しさだ。
いよいよもって夏の終わりが近いのかと寂しくなる。
「暦の上ではもう夏ではないよ」なんてつまらん話は置いといて、
暑くて暑くて暑い、眩しくて眩しくて眩しい、真っ青と真っ赤と真緑と、鮮やかでエモーショナルな季節。
それが夏。
僕は夏が好きだな。
だから夏の終わりにはいつも敏感なんだ。
そんな夏の終わりの深夜ドライブ。
行くあてなんてないが、聞きたい曲はある。
ドライブのあてになるよな曲、教えます。
まずはこれ
EVISBEATSとPUNCH&MIGHTY 『夜風に吹かれて』
夏の終わりとかあんまり関係ないけど、夜に車乗っててこれ聞くとすんごく気持ちがよくなる。
うっかりするとタバコを吸ってしまいそうに。
イントロからもう中毒者。
何度も何度も聴いてもハマりから抜け出せない。
ドラッグのような脳に沁みいるサウンドを是非。
続いてはこれ
FIRE BALL 『Joyful Days』
夏の盛りを過ぎ、涼しい風が吹く夜にぴったり。
自然と体が揺れるようなリズム。
レゲェというジャンルにあまり馴染みがない人でも、心地よく聞けるだろう。
次はこれ
スチャダラパー 『サマージャム ‘95』
タイトルも歌詞も夏ど真ん中。
だが、スチャダラパー特有のけだるい感じとゆるさが、どの夏でも許容してくれる。
もちろん夏の終わりに聞いてもぴったりだ。
Bobby Hutcherson / Montara からサンプリングしたメロディもたまらなくChill
ラップといえど、韻を踏む場面も少なく、スチャダラのいいところが前面に出たこの曲は、リリースからもうすぐ30年が経とうというのに全く色褪せず、今なお最前線だ。
熱めのお茶飲んで、意味深なシャワーを浴びてから聞いてほしい。
最後はこれ。
フジファブリック『若者のすべて』
これまでの曲はこの曲の紹介のための前座だ。
そのくらいずば抜けて夏の終わりにぴったり。
「夏の終わりに聞くエモい曲ランキング」があるならば、14年連続世界ランキング1位は間違いないだろう。
そのくらいのエモさを持ったこの曲。
大人になってからは花火大会なんて行った事はない。
それでも、「最後の、花火に 今年もなったな・・・」という歌詞を聞くとドキッとしてしまう。
「もう最後か・・・」と。行かないのにね。
夏の終わりの寂しさや焦燥感、結局何も出来なかったなという諦めや無力感。
いいとこも悪いとこも。
とにかく一度聞いてみてください。
今回の記事は、普段よく読ませてもらってる
YMのメンズファッションリサーチ - YMのメンズファッションリサーチさんの
この記事に触発されて書きました。(勝手にリンク貼ってすみません)
僕には10選をひねり出すほどの力がなく、4選という非常に中途半端な数になてしまった。しかもほとんど何かの形で紹介している曲ばかり。
でもこの4曲は僕の人生のプレイリストで流れ続ける曲なのでよかったら聞いてみてください。
さぁ、夜中に家を抜けだして、エアコンではなく窓を全開で、ボリュームは大きめで走り出しましょう。