昨夜の宴席でのこと。
同業のたくさんの先輩達(恐い人)に混じって、数人の若手も来ていた。
いつも1番下っぱのことが多いので、少し嬉しかった。
会社は違うが、悩みは同じ。
お互い苦労するな~という話ができてとてもいい飲み会だった。
相変わらず一次会なんかでは帰れない。
上司や先輩たちから解放されたのは12時近くになってからだ。
お酒はそれほど飲んではいなかったが、それなりに緊張感を持って飲んでいたので疲れていた。
『やっと解放された』
僕も若手もおんなじ気持ち。
互いの頑張りを労って今日は解散!
と言おうとしたのだが、妙にむずむずしてしまい、
「ちょっとラーメンでも行くか?」
と誘うと、後輩二人は
「押忍!!」と言って付いてきてくれた。
こんな深夜にラーメン食べちゃうのは禁止にしていたはずなんだけどな~
でもめちゃめちゃ美味しかった。
そして何故か瓶ビールまで飲んでた。
美味しかった。
そのあとは解散してそれぞれタクシーで家路につく。
その帰り道
ふと思い出す。
僕がこれまで嫌だった飲み会のことを。
やっと解放された。
そう思った次の瞬間
「次行くか?」
の誘い。
これが一番しんどかったということ。
僕は今日それをナチュラルにしてしまっていたんだ。
歳をとると忘れやすくなる。
だから自分がされてしんどかったことをしてしまうのだ。
後輩二人が、僕と食べたラーメンをどんな風に味わったのか僕には分からない。
でも次からはもっと相手の顔を見てみよう。
もしかしたらラーメンじゃなくて牛丼かもしれないから。