むらよし農園

面白いことが書ければと。

朝ラーメンはよく染みる

二日酔いだ。

 

いつもより遅い時間に目が覚める。

急いで支度して向かう。

熱いシャワーを入念に浴びて準備万端。

 

 

いつもより多少遅かろうが会社には一番乗りだ。

 

お湯を沸かしラーメンを食べる。

こんなことするのは二日酔いの日だけである。

 

二日酔いは食べないと治らない。僕だけかもしれないけど。

 

二日酔いの朝、まだ誰も来てない会社で食べるラーメンはよく体に染みる。

シーンとした会社、まだひんやりした室内で一人すするラーメン。

完全にエモいよね。

 

 

昨夜の飲み会もほとんど何にも食べていなかったことを思い出す。

 

取り返さんばかりに爆弾おにぎりにまで手を出してしまった。

完全にデブいよね。

 

 

二日酔いの食欲は衰えを知らない。

 

昼は王将のテイクアウト

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焼きそばと炒飯と餃子(よく焼き)

 

デブまっしぐら。

午後はたくさん動いたからいいよね。

このくらいの荒療治が必要な二日酔いだったということ。

 

 

 

もうしばらくはお酒飲みたくないね。

 

 

 

 

仕事終わりに後輩から飲みに行きましょうと誘われる。

 

朝の僕のしんどそうな顔見てたやろ?

行けるわけないやんか。

さすがに連荘はしんどいて。

それに今日クリスマスイブやぞ?

気を遣えんのか?

いや、逆に気遣ってくれてんのか?

ありがとうな。

 

 

18時半飲み会スタート。

 

男2人くらいかと思っていたら、会社の同僚7人ほどがお店にいた。

なんと情けないことだ。みんな暇かよ。かわいいかよ。

 

ノリで来てしまったがお酒が飲める自信は全然なかった。

 

一杯目のビールが到着する。

 

これ一杯で今日は終わってもいいかもな。

 

ゆっくりと口をつける。

目を瞑りながらゴクっと少量ずつ喉に流していく。

身体に泡が広がっていくような不思議な感覚。

お酒の嫌な部分が顔を出さないか不安だったが杞憂だった。

 

最初の一口で半分ほど飲み、その2分後にはもう一杯頼んでいた。

 

お酒とはなんと恐ろしいものだろう。

朝はあんなに恨んでいたのに。

もう一生酒いらないかもって思ってたのに。

大好き。

 

 

そこそこのペースで飲んでいつもならハイボールに帰るところをウーロンハイに切り替える。

飲み会中ほとんど食べないのを何とかしないといけないと思い、思い切ってご飯ものでも頼もうかとメニューを見る。

 

 

天丼を頼んだ。

 

思いっきり過ぎた。

 

腹パンパンでちぎれそうになった。

でもそのおかげで飲みすぎずに済んだ。

ありがとう天丼。

もう1年くらいは天丼いらないかな。

 

一次会が終わり、みんなはすぐ近くの店へなだれ込む。

どうせ帰っても暇なのかな?

 

僕は体調のことと翌日の仕事のことを考えて

 

「すみませんお先です。こんなイブの日に二次会いくほど寂しくないんで帰ります。」

 

と告げて手を振った。

 

 

 

今朝は車で来ていてたので

 

代行に電話を掛けながら駐車場まで歩く。

 

 

 

代行は1時間半待ちだった。

 

 

 

 

踵を返して二次会の会場へ。

 

 

おずおずとした顔でお店に入り、

 

しらっとした顔で席に着いた。

みんなはしばらく僕を無視していた。

 

二次会でもウーロンハイを飲んでいた。

イブだからって特別扱いはしない。

 

 

しかしクリスマスイブというのは人をおかしくさせるのか、後輩が普段なら絶対に頼まないアイスを注文していた。

 

それを見たみんなも次々と同じようにデザート的なのを頼み始める。

 

最初こそ、「けっ、アイスで酒が飲めるか」と強がってみた僕もこっそりアイスを頼んだ。

 

今日食べた中で一番美味しかった。

 

 

結局二次会を最後までやり切って代行で帰宅。

 

一人で開ける玄関。

一人で入る布団。

 

 

二日連続の深酒。

 

嫌な気はしない。

 

今日も楽しかった。

 

メリークリスマス。

 

 

枕元に靴下を置いておこう。

サンタさん来てくれるかな。