夜行バスに揺られて早朝6時に大阪へ到着。
正直この歳でバスはしんどい。
しかしそうじゃないと乗れないくらい朝早い便の飛行機しかないのでやらざるを得ない。
高知では45日以上感染者0が続いている。
帰るなら今しかない。
感染が再び広がる前に。
同じことを考える人が多かったのか、関西空港はものすごい人でごった返していた。
感染症対策は万全で行こう。
空港にあふれている人の多くは沖縄、石垣島に向かう方々だった。
どう見ても帰省客ではない観光客が大半を占めている。
果たしてうちの島はどうだろう。
僕の向かう先の搭乗ゲートに着くと、人はまばらな上にほとんどの人が「顔」で自己紹介していた。
「島出身です。」
どの顔もそうアピールしていた。
もしかして・・・
いそいでトイレに駆け込み自分の顔を見る。
ほかの誰より島の顔した男がそこにいた。
よし。
僕はまだ染まってない。染まらないで帰ってる。
飛行機は揺れた。
僕は飛行機が苦手なので生きた心地がしなかった。
後ろの席の赤ちゃんが笑ってくれてなかったら僕が泣き出していただろう。赤ちゃんが笑ってておじさんが泣くわけにはいかない。ギリギリのところで意地を見せれてよかった。
「目的地周辺の気温は18度・・・」
だいぶ暖かい島の入り口に降り立ち僕は上着を脱いだ。
とりあえずお土産でも買おう。
いつもそうだが、先にお土産を買っておいて宅急便で送っておくのだ。
帰りの飛行機までにバタバタしたくないのと、荷物は極限まで減らしたいから。
高知からのお土産も宅急便で送っておいた。
さて
相変わらず品ぞろえのクセが強い。
いったい誰がこんなに「ミキ」を飲むというのか。
人類の7割が苦手なこの飲み物を。
僕は買ったけど。
そして
相変わらず鮮魚の売り方よ。
でけーし、見たことも聞いたこともない魚ばっかりだ。
あと
肉の置き方は東南アジアかよ。
豪快すぎだろ。
個包装とか、トレーとかいうものがないん?
めちゃめちゃSDGsしてるやん。最先端の試みやな。
さすが世界遺産の島。
意識も高い。
キャッシュレス決済にも対応しているあたり、日本中、いや世界中からの観光客を迎える準備が整いつつあるのだろう。
さて僕はpaypayで払おうかな・・・
paypayじゃ・・・ない?
pay・・・・・・どん?
Payどんは鹿児島銀行の決済サービス. 現在数多くの企業が様々な決済サービスに乗り出していますが、今回ご紹介するPayどんは、鹿児島銀行(かぎん)が提供するコード読み取り式のスマートフォン決済です。
世界中どころか、まだ鹿児島からのお客さんしか対応できていない模様。
※paypayが使えるお店も多数あります。
いやー島だね。
ずっと変わらない。
いや、変わってる部分もたくさんあると思うけどゆるやかにしか変わらない。
帰ってきたときに見える景色はほとんど子どもの頃から変わらない。
ありきたりな言葉かもしれないけど、いつまでも変わらぬ姿でいてほしい。
payどんは一日も早くすべてpaypayに変えてほしい。
さて、おいしいコーヒーでも飲んで島の年末をのんびり過ごそうか。