スマホには様々な機能が付いている。
おそらくほとんどの人が全ての機能を使いこなせてるわけではないと思う。
僕も当然その一人だった。
先日、僕の大好きな飲み屋でのこと。
めちゃめちゃカオスなこの店は、高知でも無二の存在感を放つ名店である。
名は『東風』
以前も少し触れたが、後日がっつり紹介しよう。
この「東風」で飲んでいたところ、なんだかとってもいい感じの曲が流れてきた。
お店のオリエンタルな雰囲気にマッチする、ゆるくて聞き疲れないホントに「いい感じ」の曲だった。
すごいいい曲なのでなんて曲かな?と思っていた。
でも聞いたことない声だしな~どうしようかなというときに、楽曲検索の存在を思い出した。
確か、グーグルの検索ページひらいて、マイクのボタンを押すんじゃなかったっけ?
すると下の方に、楽曲検索というボタンが出てきたので、押してみる。
店内BGMのボリュームはなかなか控えめで、歌詞がギリ聞き取れるかどうかのライン。
こんなんじゃ無理だろうなと思っていたら、ホントに数秒で見つけてくれた。
それが題名にある、ハンバートハンバートの「パラレルワールドでは君と」だった。
名前は聞いたことがあるが、どんな人なのかどんな音楽をするのか全く分からなかった。
こんなに好みな感じだとは思わなかった。
そして、そのあとの曲も試しに検索してみたら
全部『ハンバートハンバート』だった。
店の全力プッシュだった。
だが、この不思議な店にバッチリハマるので、納得のチョイスだなと思う。
初めて使ってみた機能だが、めちゃめちゃ便利である。
この機能の存在を知らなければ僕は「ハンバートハンバート」に出会うことはなかった。
何事もそうだが、「知らない」よりは「知っている」ほうがいい。
新しい世の中の流れに逆らうよりも、新しいものを楽しめる大人になりたい。
昨今の、働く環境の変化はめまぐるしいものがある。
ICT機器は容赦なく導入されていき、世のおじさん達を苦しめる。
新しい機器、新しい仕事の仕方、新しいアイデアを導入する際によくあるやり取り。
「俺はそんなよく分からん機械のことなんか知らんぞ!そんなん導入したって知らんからな!」
どこの会社でもそうじゃないかな?
これまでやってきたやり方を否定されているような気持ちになるのか、えてして激しい口調で新しい時代に抵抗を示す。
僕はいつも思う。
「知らない」ことを偉そうに言うのはなんか違う気がする。
「そんなん知らないよ」、「そんなん聞いてないよ」なんて偉そうに言うのは恥ずかしいぜ。
新しいものには一回乗っかってみよう。
知ろうとするだけで、いい出会いがあるかもよ。
変に意地張って怒るのやめてみようぜ!
みんな一旦落ち着いて、ハイネケンでも飲んでみようぜ。
そして、ハンバートハンバートでも聞いてみようぜ。