9月に東京で行われたカネコアヤノのライブに行ってきた。
人生二度目の生カネコアヤノである。
キモイ言い方をすれば、再会を果たしたということだ。
今回もめちゃめちゃ楽しみにしていた。
これまで僕は、
同じアーティストの同じツアーのライブに何度も行く人や、同じ映画を映画館で何度も見る人のことをいつも不思議に思っていた。
同じ内容なのに何度も見る必要あるのかな?
そう思っていた。
だが今なら分かる気がする。
だってセットリストがほとんど同じであっても、その日の体調や調子で、声も歌い方も違うと思うし、観客の盛り上がりだって違う。
同じであるはずはない。(映画に関してはどこで見ようがいつ見ようが関係なく同じだと思ってる)
つまり、二回目だろうと楽しみでしかないのだ。
前回は1階の11列目というそこそこいい席で見ることが出来た。
しかし今回は東京だ。
前回よりも収容人数も多いはず。
ある程度遠い距離から見ることも覚悟しなければならない。
そんな話をしていたところ、友人の一人が双眼鏡を貸してくれた。
これは心強い。
もし遠かったとしても、この双眼鏡を使えばカネコアヤノの毛穴まで見えるに違いない(キモい)
僕は意気揚々と東京へ渡った。
今回は東京についてからチケットを発券することにしていた。
出発前に発券してしまえば、荷造りの段階で一体どれほどの確認をすればいいか恐ろしくなったからである。
きっと家出る前に5回、飛行機乗る前に5回、会場に向かう前に5回、電車の中で10回は確認していたはずだ。
東京へ行き、しっかり双眼鏡を抱えて東京ドーム横にある今回の会場へ行く。
僕の席はというと、

余裕で最前列だった。
双眼鏡なしで毛穴見れるくらいの距離だった(キモい)
僕死ぬのかな?
いいのかな?
なんだか怖くなった。
でもライブが始まればそんな気持ちは吹き飛んだ。
あのカネコアヤノが2、3メートル先にいる。
そんな非現実を満喫した1時間半だった。
放心状態で会場を後にする。

たくさんの観客に紛れながら駅へと向かう。
すごくお腹がすいてることに気付き、目についた中華料理屋へ。
大ぶりの餃子にかぶりつき、瓶ビールで流し込む。

味など全然分からない。そのくらい興奮していたのかもしれない。
とりあえずお腹が落ち着いたので冷静になる。
あの距離のカネコアヤノ・・・ヤバすぎない?
あんなに表情豊かに歌ってたの?
あんなにバンドメンバーとのアイコンタクトしてたの?
あんなに激しい表情で声出してたの?
あんなにかわいかったの?
天使じゃん。
再び冷静さを失いかけた僕は、時計をチラ見しお店を後にして駅へと急ぐ。
カバンの中では双眼鏡が所在なさげにうつむいていた。
![石の糸※12インチアナログ盤 [Analog] 石の糸※12インチアナログ盤 [Analog]](https://m.media-amazon.com/images/I/31CjkqOj9eL._SL500_.jpg)