現在海外出張中である。
この海外出張のために激闘に次ぐ激闘をこなしてきた。
出発の前日まで働いて働いて働いて働いて状態。
これはもしや2年ぶり2度目の帯状疱疹が出るのでは?と思われるギリギリの状態で出国した。
早朝から移動に次ぐ移動の末に宿に着いたのは17時過ぎ。
体はすごく疲れてはいたが、気持ちの面ではそうでもなかった。
すごくリラックス出来ている気がする。
なんというか、高知から離れたことが功を奏してるというか現地の空気にマッチしてるというか。
僕自身久しぶりの海外ではあるが、若い頃の記憶が蘇り、とてもワクワクしている。
海外にはアクシデントがつきものだが、今回も間違いなく色々起こりそうだ。
その証拠にまず飛行機に乗る前から色々なことが起きてしまっている。
搭乗前、保安検査場に入る直前、同僚の一人が鞄にハサミが入っていることを思い出した。
当たり前であるが、ハサミは飛行機に持ち込めない。

機内に預ける荷物はとっくに預けてしまっている。
同僚は泣く泣く車に置きに戻ろうとした。
するともう一人の同僚Bが
「俺もカミソリ持って来てるかも・・・」
と鞄をごそごそしだした。
そして案の定立派なカミソリを発見。
当たり前であるがカミソリも機内には持ち込めない。
同僚Bはしばし考えた後に、同僚Aのハサミとカミソリを手に取って、
「ちょっと聞いてくる」
と告げておもむろに保安検査場に歩き出した。
絶対に無理だと思う。
だって大きく書かれてるもん。
『凶器持って入っちゃダメ』って。
ていうか飛行機に限らずハサミと剃刀を手に持って歩いたら捕まるのよ。
当然ながら同僚はグランドスタッフの方に大きな身振りで
「NO!!!」
と告げられた。
当たり前である。
大人しく車にしまいにいった。
戻ってきた同僚はまたも、「しまった・・・」とつぶやいた。
今度は持って来ているライターがターボライターであることに気付いたらしい。
機内持ち込みできるライターは一つだけで、なおかつターボライターはダメだそうだ。
「だから昨日の夜にターボじゃないライターを持ってこようと思ってたのに・・・」
と悔しそうな顔して同僚はファミマに入っていった。
そしてターボじゃないライターを購入した。
保安検査場を通過する時間になり、手荷物をもって検査場に向かう。
同僚Bはターボライターをスタッフに見せて、
「ターボライターはダメでしたよね?処分してもらえますか?」
とドヤ顔で伝えた。
先ほど凶器を手に質問してきた人間が次はターボライターを渡してきたのだ。
スタッフの恐怖もさぞかしのことだったと思う。
ターボライターを渡し、荷物をカゴに入れて同僚Bはゲートをくぐっていった。
僕もそのあとに続いていこうとすると少し様子がおかしい。
同僚Bが前で手荷物を開けられている。
何事かと聞いてみると、
鞄の中から、先ほどファミマで購入したものとは別のライターが2本出てきたらしい。
同僚は人類史上最も早いスピードで意味なくライターを3本も捨てた男になった。
1週間ほどの滞在ではあるが、何か自分にとっていいものになりそうな予感がビンビンである。
