高知県高知市和泉町の住宅街。
およそ飲食店があるとは思えない雰囲気。
閑静でひっそりとした通りを歩いていると、ぼんやりとした灯りが目に入ってくる。

『スタンド.チャクラ』である。
店の外観からもう溢れている。只者ではないオーラが。
店内は不思議なレイアウト。
二人掛けのカウンター席が2つ。
真ん中に6人掛けの大きなテーブルが1つ。
中庭を挟んで個室が一つ。

雰囲気だけでもう美味しいのだが、この店の魅力はなんといっても普通の居酒屋とは一線を画すメニューを斬新さにある。
アジアンテイストなメニューが多く、非常に独創性が高い。
かなりスパイスの効いたものも多く好き嫌いははっきり分かれそうでもある。


ちなみに僕にはドンピシャだった。
僕が経験してきたアジアを凝縮したような料理たちに感動してしまった。
何を食べても一筋縄ではいかない味と香り。
予想のつかない食体験がお酒をどんどん進ませる。

美味しすぎていろんな料理の写真を取り損ねまくってしまったが、最も好みの味だったのは『鶏の煎り焼とハリッサ』である。
これはもう半端ではない。
アフリカの調味料であるハリッサだが、これまで食べたことのあるもので一番おいしいハリッサだった。
あと、『毛沢東チキン』と『牛スジ麻婆豆腐』も激ヤバなので要チェック。


そしてそして料理だけでなくお酒のラインナップもかなり秀逸。
クセのある料理に照準を合わせたようなチョイスに脱帽である。
なかでもクラフトビールとクラフトジンはかなり美味しかったし、それぞれ個性が強く料理に合わせて選ぶ楽しさもある。


僕のおススメは『LAST ELEGANT』だ。
ジンの爽やかな香りの中に花椒が潜り込んでいる。ジンに花椒?と思うかもしれないが、これが中華っぽい味付けの料理たちにバチっとハマるのだ。
かなり美味しい。
クラフトジンは全て飲んだが、全て美味しかった。
これはアカン。
完全にハマってしまった。
これまであまり高知になかったような都会的なお店である。
雑誌『POPEYE』や『BRUTUS』に載っていてもおかしくないようなお店であり、普通の居酒屋に飽きたなという欲求にバチンと応えてくれる。
飲んで食べてお店を出て、歩いて駅まで向かう道中には「次いつ行こう」という気持ちになっている。
ホントは繁盛してほしくない気持ちもある。
そのくらいいいお店だ。
高知は魚だけではない。
新しい風も吹いてきている。
いい時間を過ごしたい方は是非。
スタンド.チャクラ
定休日:水曜日
営業時間:17時~22時