むらよし農園

面白いことが書ければと。

年明け早々ホームレスになった話

2026年を迎えて、清々しい気持ちで毎日を過ごしている。

 

しかし、そんな生活に水を差す変な出来事があったので聞いてほしい。

 

 

 

来るはずのものが来ない

1月1日、僕は例年通り近所の氏神様へ初詣に向かった。

 

その後上司の家での新年会に参加し、19時ごろ帰宅した。

 

その際にふと年賀状の存在を思い出してポストを開けた。

 

 

ポストは空だった。

 

 

酔っていたこともあり、「年賀状は到着が遅れることもあるしな」と特に気に留めることなくその日は就寝した。

 

 

友人からの連絡

翌日目を覚まし、ジムへ行き汗を流す。

トレーニングを終えて帰宅しポストを確認する。

 

空だ。

 

こんなに届かないもんかなと不審に思い始めた。

 

もしくは僕って嫌われてるのか?

そんなことまで疑い始めてしまう始末。

 

 

すると後輩から連絡が入る。

 

 

「引っ越しました?」

 

もちろん引っ越しなんてしていない。

 

「いや?してないけど」

 

「なんか年賀状が返ってきてるんですよね・・・」

 

こういうことか。

何らかの理由で僕宛の年賀状が送り返されているのかもしれない。

 

それから何人かから同じような連絡がきたので、僕は自分の仮説を確信した。

 

 

郵便局へ

僕は郵便局に問い合わせることにした。

Geminiに聞いたら最寄りの郵便局に行きなさいと言われたからだ。

 

僕は郵便局で極力丁寧に事の顛末を話した。

クレームを入れに来たわけではない。真相が知りたいだけなのだ。

 

郵便局員の方は非常に怪訝な表情で僕の話を聞き、すぐに中央郵便局に問い合わせてくれた。

つまり最寄りの郵便局ではなく、最初から中央郵便局に行けばよかったのである。

 

Geminiしっかりしなさい!

 

郵便局員の方は、すぐに原因を調べて連絡してくれるというので僕は郵便局を後にした。

 

 

ありえないミス

その数十分後に中央郵便局から電話が来た。

 

何やら様子が変である。

 

明らかに声が小さいし、ずっと恐縮しきった話し方なのだ。

 

その時点で、郵便局側の配達ミスがあったんだろうなと思った。

 

勘弁してよーとその時はあまり大ごとにはとらえておらず、普通に相手の話を聞いていた。

 

すると、郵便局員の方が僕に伝えてきたのはそんな些細なミスではなかったのだ。

 

 

この時の話で分かった事実は以下の通りだ。

 

・僕の住んでる住所に、全くの別人が住んでいる状態になってるということ。

・そしてそれがいつからそうなっているのかはっきり分からないこと

・この期間中に僕宛に来た郵便物は全て送り返されているということ

・そしてその郵便物は把握したり追跡したりすることは不可能だということ

・さらに僕は現在どこにも住んでいないという登録状況になっていること

 

確かな原因は分からないそうだが、こんな感じのことを言われた。

 

そんなことある?

 

 

ホームレス爆誕

僕はホームレスになっていたのだ。

郵便局の扱っているデータ上では、僕は住所を持っていないことになっていた。

 

37歳にして初のホームレス。

 

もはや怒るとかそういう気力はなく、ぼんやりと相手の方の説明を聞いていた。

そもそも転居届も出していない僕の住所を勝手に変更することなどあるのだろうか?

これを訊ねても、

 

郵便局の方は「担当者のミスで…」の一点張りでこれ以上進展しようがない。

 

とりあえずホームレス状態なのは100歩譲っていいとして、僕が住んでいる部屋が他人の住所になっているというのは非常に気持ちが悪い。

それにその人だって迷惑な話だろう。

 

僕はそこだけでも早急に対応してほしいと伝えた。

 

 

ラッパー爆誕

郵便局員の方は、すぐに対応しますと言ってくれた。

何度も何度も謝罪の言葉を述べてきて、速やかに原因の追究と正しい住所登録を行うことを約束してくれた。

 

しかし、そのために必要な手続きがあると言ってきた。

 

 

それは、現在の僕の部屋に住んでいるのが本当に僕かどうか、僕が僕であるかの証明をしてもらわないといけないという。

 

自分が自分であることを示せだと?

 

 

 

ラッパーかよ!!!

 

 

自分が自分であることを証明するなんてラッパーみたいなこと言うな!

今すぐここで韻を踏んで激熱なバースをぶちかましてやろうかと思った。

 

ただ住んでいただけの僕がなぜ自分であることの証明をする必要があるのか?

全くもって意味が分からない話だが、それがないことには話が進まないらしい。

 

方法は2つで、現住所に往復はがきを送るからそれに必要事項を記入して送りかえすというものと、配達員が家に訪ねてくるので身分証明書を提示するというもの。

 

正直どっちもやりたくないが、家に来た配達員に身分を証明するほうを選んだ。

 

近々来るそうなので、熱いビートに乗せた魂の16小節をお見舞いして自分が自分であることを示そうと思います。

 

 

最後に

正直、どんな管理の仕方をしていたら勝手に住所変更などされてしまうのだろうと不安を覚えた。

郵便局ってそんな杜撰な情報管理なのかと。

 

さらに、僕が仮に受験生であったり就活生だった場合はどうなっていただろうか。

 

また僕に長年のペンフレンドがいて、熱い手紙をやり取りしている最中だったら。

 

密かに僕を思い続けていたあの子が勇気を出してお手紙を出してくれていたら。

 

考えれば考えるほど恐ろしい(起こりえない)

 

でも現実に僕宛の年賀状は全て送り返されているし、普段会う人や連絡を取り合う人なら言い訳もできるが、年賀状だけのやり取りになってしまっている友人や先輩方にはどう説明するべきなのだろう。

 

現状なんの連絡もないまま引っ越しをした不義理な奴であり、転居届すら出せないだらしない男という認定をされているはずだ。

 

うーむ。

 

僕はクレーマーではないのでそんなに怒ったりはしなかったが、多分怒る人は郵便局に乗り込んで大暴れしているはずだ。

 

ふぅ。

 

まぁ仕方ない。

詐欺とか事件に巻き込まれてなかっただけ良しとしよう。

 

とりあえずラップの練習します。


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