つい先日感謝したばかりだというのに。
かつやは息つく暇を与えない。
年末差し迫ったこのタイミングで新作をぶち込んできたのである。

12月15日(月)から期間限定販売。
その名も『豚ロース天とチキンカツ丼』
地球上にいる全員が初めて発音する言葉の並びだ。
豚ロースをカツにするのではなくあえての天ぷらに(何で?)
そこにチキンカツを1枚でなく2枚(何で?)
そしてそれを卵とじに(何で?)
さらに味の決め手となるのは年末恒例の黒味噌ダレ(何で?)
一文一文に疑問が湧いてしまうほど摩訶不思議な商品だ。
かつやは年末になると、やたらと味噌で漆黒に染めたがる。
今年も例にもれず味噌で〆るつもりだ。
ただでさえぶっ濃い味噌ダレに、デカくてボリューミーなチキンカツ2枚入ってるとなると激闘必至だろう。
コンディションを整えねば。
朝から食事量を調整しながら迎えた19時。
お客さんでごった返すかつやに到着。
「豚ロース天とチキンカツ丼ください。」
今年最後になるかもしれないので背筋を伸ばして厳かに注文。
10分待たずに着丼したこいつの雄姿を見てほしい。

見るからに暴れん坊なビジュアル。
少しでも隙を見せたら容赦なく脂の海に突き落とされるだろう威圧感。
2025年を〆るにふさわしい強者の貌をしていた。
まずは初対面の豚ロース天からガブり。

あれ?衣ついてる?そう思うくらいの感じだが、噛みしめるとほのかに和風な雰囲気が顔を出す。これは天ぷらだ。豚カツとは違う顔をしている。
確かな噛み応えの豚ロース。卵でとじられているので揚げたての天ぷらではないものの非常によい。
豚の脂に和風な卵とじ。それに甘い味噌ダレが合わさって、味が口の中に広がるよりも先に、脳に「美味い」が届いちゃうようなそんな味。
「理屈じゃねぇんだよ。」
丼からそんな声が聞こえる。(病院いけ)
正直この豚ロース天だけでも丼一杯のご飯など瞬殺できる。
そのくらいの味付け。
そこにさらにデカいチキンカツが2枚。
チキンカツは相変わらずデカい。一口噛めば肉汁が溢れるハイクオリティ。

そして卵でとじられてる分少しだけ食べやすくはなっているが、地球上でもっとも甘い物質に数えられるかつやの味噌ダレが効いている。
ちょ待てよ。
これめっちゃ美味いぞ。
かなりのボリュームなのは間違いない。
ただ、例年の味噌シリーズと違って今回の味噌はかなり控えめである。

いつもはどうみてもブラックホールなくらい味噌だれをぶち込んでいる。
それに比べると今回はかなり控えているのが分かる。
これはさてはかつやIQ上がった?
どう考えてもいつも味噌ダレ多すぎたもん。
さらに味噌ダレと卵とじの合わせ技がかなり相性がいい。
かなり美味いよ。
今シーズンの最後にめちゃめちゃ美味いやつを持ってきたな。
ご飯大盛りにすればよかったなと思うくらい。
さぁ今年も残りわずか。
みんなの師匠も走り出すほど忙しいこの年末。
乗り切るパワー欲しくないですか?
あります。
かつやにパワーあります。
お腹を空かせて急いで行きましょう。