やらかした。
それはもう盛大に・・・
先日のブログでも書いたが、僕は日常に小さな変化を入れていくことの楽しさを知った。
レイトショーを見ただけなのにワクワクが止まらなかったのだ。
その流れで、新しい試みをしてみようと思ったのだ。
それが、『仕事終わりにカフェで読書をして帰る』というものである。
これまでの僕の仕事終わりは、
・まっすぐ家に帰ってご飯食べて入浴して就寝。
・スーパーに寄って家に帰ってご飯食べて入浴して就寝。
・ジムによって家に帰ってご飯食べて入浴して就寝。
この3択だったのだ。
これに先日やってみた、『たまにレイトショーを観て帰る』というのを追加した。
でもこれはたまにしかしない。
それならもっと日常的に出来るものがいいなと思って思いついたのが、『仕事終わりにカフェで読書をして帰る』というものだ。
言っておくが僕は真剣である。
37歳の独身男の真剣に編み出した試みである。
笑ってください。
これを思いついたのは、読書をしたいからだった。
みなさんお分かりのように、社会人になってからめっきりと読書の時間が減っている。
家ではやることが多く本を読めない。
だがカフェだとじっくりと本が読める。
ならやるしかない。
そう思って僕は早速実行に移すことにした。
最初に選んだカフェはサンドイッチチェーンの『SUBWAY』だ。
帰り道の近くにあることと、野菜がたっぷり食べれるので晩ご飯としてもヘルシーで優秀だと思ったのだ。
仕事終わりの18時、僕は意気揚々とSUBWAYへ向かった。
高知のSUBWAYはTSUTAYAのなかにある。
列に並びサンドイッチを注文する。
「ツナサンドにナチュラルチーズトッピング、ツナとチーズ乗せてトーストしてください。野菜は多めでオリーブとホットペッパーも多めでお願いします。」
というなかなかやかましいオーダーをした。
それに、記念すべき新ルーティンの初日なのでポテトのセットにした。
会計になり、支払い方法を聞かれて「PayPayで」と答えた。
店員さんは困ったような顔で、「申し訳ございません。現金かクレジットかEdyのみとなっています。」といった。
僕は訳が分からずにフリーズした。
何故なら先週来た時はPayPayで払えたのだ。
その旨を伝えると、ドリンクのみの場合はキャッシュレス対応だがサンドイッチを注文するとそれが出来ないと伝えられた。
確かにあの時はドリンクだけだったが・・・
あまりの意味の分からなさにしばし呆然としたが、気を取り直して鞄から財布を出す。
あれ、
財布を・・・
さい・・・
財布がない。
はい。
そうですね。
財布家に忘れてますね。
今朝いつもと違う鞄に変えたので財布をそっちの鞄に入れたままですね。
なんのためにバッグインバッグを2つも使っているというのか。
ちなみにこの同じミスをこれまでに50回はしている。
どうして人は学ばないのか。
困った僕は店員さんに「どうしたら・・・いいですかね?」と聞いてみた。
店員さんはもっと困った顔で「・・・キャ、キャンセルも出来ますよ。」と言った。
かわいそうな目で僕を見つめ、早く帰ってほしそうな顔に見えた。
僕は深々と頭を下げ、謝罪の言葉を残してその場を後にした。
無駄になってしまったサンドイッチを店員さんが美味しく食べてくれることを願って。
どうして僕はこうなのか。
ただサンドイッチ食べながら本読みたかっただけなのに。
どうして僕はこうなのか、この失敗を取り返したくて帰り道にあるコメダに寄ってしまったばっかりに、バカでかくてバカ重い変なバーガーを食べてしまうのか。

メンチカツ好きじゃないのに。
余りに重すぎて完全に胃もたれしてしまい読書どころではなかった。
どうして僕はこうなのか。
胃もたれに苦しんで帰ったはずなのに何故こんなことをしているのか。

食べ終わった後お腹痛すぎて気持ち悪くて1時間動けなかった。
上手くいかない日は何やっても上手くいかないのである。(自業自得)
しかし、僕は人間。
37歳の大男なのだ。(中肉中背)
失敗から学ぶことが出来る。
僕は次にこんな場面があっても何とかなるように対策を考えた。
まず財布を忘れないようにするのは不可能と判断した。これまで何度も失敗してもダメだったのだから。
ではどうする・・・
考えぬいた末、スマホのウォレット機能を活用してクレジットカード決済をスマホで出来るようにしようと考えた。
今日も諸々のキャッシュレス決済は使えなかったがクレジットは使えた。
きっとそんな場面はまた来るかもしれない。
そう思ったのだ。
人間は失敗から学べるし成長するんだ。
色々と調べて実践しようとウォレットアプリを開いたら、
もう入ってた。
もうクレジット機能使えるようにしていた。
過去の僕は学んでいたのだ。
しかし、現在生きる僕は過去の学びを活かせなかったのだ。
おわり(色んな意味で)
