朝食を作っていた時のこと。
この日も早朝から目覚め、様々なタスクをこなして気持ちのいい朝を過ごしていた。
お弁当を作り終え、残ったおかずに目玉焼きを加えて朝食にしようと思いフライパンを温める。
油をひいて卵を落とす。
卵を焼いてる間にプロテインを作る。
朝のプロテインは大事だからな。
しばらくしていい具合に半熟の目玉焼きが出来た。
それをご飯の上に乗せようと思い、フライパンごと茶碗に近づけ・・・ていればよかったのだが、その時右手には箸、左手には飲みかけのプロテインのシェイカーを持っていた。
つまりフライパンが持てない(シェイカー置け)
どうする・・・(シェイカー置け)
八方ふさがりか(シェイカー置け)
よし。箸で目玉焼きをつまんで持ち上げよう。(シェイ・・・)
慎重に目玉焼きを箸で持ち上げて茶碗まで移動させる。
プルプルの半熟目玉焼きである。
油断は許されない。
慎重に慎重に・・・
そして無事に目玉焼きを途中で落下させたというわけである。
その瞬間、
「あーやっちまった・・・」とか
「もう、何やってんねん!!」とか
「うわっ!しまったーーー」とか
そんなショックや怒りや驚きはなく
「知ってた」
という冷静なリアクションだった。
僕はホントにそういうことある。
なんなら、「ほんっとにお前はそういうところあるよなーーー」
と声に出していた。
誰がどう考えても分かるじゃん。
そうなることくらい。
これまで目にしてきた教科書や、教養本の全てに書いてたじゃん。
横着したらダメだよ。
急がば回れだよ。
って。
地面に落ちた目玉焼きを見ながら自分に呆れてしまった。
僕は自分で言うのもなんだが、まぁまぁ家事ができると思う。
自炊も洗濯も掃除も全てこなせる。
アラフォーの一人暮らしにしてはだいぶ丁寧な暮らしが出来ていると思う。
しかし、定期的にこのような失敗をする。
そのたびに思う。
僕はホントにそういうとこあると。
いずれあたしも死んでいく
死に方はきっと選べない
ならば生き方を選びましょう
前例がないような奇抜なのを
日食なつこさんの『開拓者』という曲に上のような歌詞がある。
僕の大好きな曲だ。
僕が選びたい生き方は、横着をして目玉焼きを落とすような生き方では断じてない。
前例がないような奇抜な生き方をしたいんだ。
つまりは、おとなしくフライパンごと茶碗に近づけてそーっと目玉焼きをご飯の上に移すようなそんな生き方でもない。
床に落ちた目玉焼きに直接しょう油をかけてパクっと一口で食べちゃう。
そんな生き方が、わたしはしたい。(したくない)
