年末である。
つまりは味噌カツである。
何言ってるのか分からないと思ったあなた、普通の感覚です。
そうだそうだと思ったあなた、かつや者ですね。
年末の風物詩は数あれど、我々かつや者にとっての年末の儀式と言えばそう、『味噌カツ』である。
毎年毎年、味噌カツで年末を演出してくるかつやさん。
今年もお待ちしておりました。(待ってない)
今年の味噌はどうやら卵とじらしい。
これは美味しそうだなー
味噌だけだと濃いからなー
いやそんなことよりさばて!!!
さば?ホントに?鯖なの?
肉に肉を合わせることに定評のあるかつやにしては珍しいチョイス。
楽しみな気持ちをこらえ、発売日翌日に食べに行った。
時間は22時を過ぎていたが、思い切って大盛りを注文。
10分ほどで到着したのがこれである。
いやめちゃめちゃ美味そうやないか!!
食べる前から美味しいやん!
味噌カツの卵とじという化け物。その半端ないポテンシャルをヴィジュアルでも見せつけられた。
まずはさばにかぶりついていこうか。
どこにあるかな・・・・いやでっっっっっっか!!!
めちゃデカいぞ。
タレカツのときのささみくらいデカイやないか。
しかも2切れ入っている。
かつや本気じゃん。
本気でさばをメジャーデビューさせようとしてる。
かつやの予想外のさばへの本気度に戸惑いつつ一口。
ザクザクの衣の中には、しっかりとしたさばが顔を出す。
さばだ。さばがいるぞ!
いい意味ではさばのしっかりとした旨味と存在感が、悪い意味ではさばの独特の風味と匂いが。
つまりはさばがサバとして鯖してる。
何が言いたいかというとめちゃ美味しいってこと。
さばの味噌煮から着想を得て作られたという本作。
さばと味噌の相性は言うまでもない。
そこにザクザクの衣まで追加されたらそら美味しいよ。
さばが嫌いな人は苦手だろうなと思うくらいにはさばが生きている。
それでいい。
かつやにはそうであってほしい。
さばの臭みを消しすぎてさばの良さまで消すような軟弱な商品でなくてよかった。
あくまでストロングスタイル。
年末という忙しくて心も荒みがちなこの季節。
食事の時間もゆっくりとれないかもしれないそこのあなた。
かつやなんてどうですか?
バカでかいさばが笑わせてくれるはずです。
そして、地球上で最も甘い物質の一つに数えられるかつやの味噌ダレが、あなたの交感神経を刺激してくれます。
さらに、終盤に訪れる「これホントに食べきれる?」と思う程の満腹感があなたの食後のやる気を全て奪い去ります。
つまりは「ととのう」ことが出来るでしょう。
血糖値跳ね上げて昼寝する。
そんな年の瀬もありではないでしょうか。
僕はもう一度食べてきます。
かつや今年もありがとう。