いつも同じ妄想をしてしまうのはなぜか考えてみた

いつも買っていたドリップコーヒーが値上げしていた。

正確には、値段は変わっていない。

前までは18杯分入っていたが、今日見ると16杯分になっていた。

ステルス値上げとかいうやつか。

これだけ値上げのニュースが流れているので別に驚きはしないが、少しショックを受ける。

正直2杯分減ったからって特に困ることはない。

卵もパスタも豆腐も値上がっている。

痛いことは痛いが、一人暮らしの僕にとって今すぐに家計を圧迫するほどではない。

だが、普段から使うものの値上げは地味にメンタルを削ってくる。

ゴルフや飲み会に1万2万使うことはなんとも思わないのに。

毎日の買い物で値段を見るたびにモヤモヤとした思いを抱えてしまう。

なんだかな〜

僕はよく変な妄想をしてしまう。

どんなものかというと、自分がなんらかの理由で職なし家なし一文無しになって再出発したらどうするだろうというもの。

10年くらい前からこんな妄想をよくするんだ。

まずは住むとこを探さないといけない。

でもお金がないから住み込みで働けるとこを探すか？

それとも手っ取り早く肉体労働の日雇いを探してネカフェ生活か？

真面目に一ヶ月二ヶ月働けば安いアパートとか引っ越せるかな？

家賃２万とかのボロボロの狭いアパート。

荷物は最低限、ミニマリストを地で行く生活をすることになるだろう。

スマホも簡単には持てないだろうし、空いた時間は読書と筋トレかな？

お金に余裕ができるまでかなりの時間を要すると思うので食生活は質素に。

新しい人間関係ってどうやって築くんだっけな？

そんなことを真面目に考えてしまう。

きっと心の何処かに憧れのようなものがあるのだろう。

そこには、今の生活への緩い満足感と、今の生活を大きく変えることは出来ないという鈍い諦めが含まれている。

もう一度やり直したい。

どん底から這い上がりたいという謎の欲求。

僕は、値上げしてしまったコーヒーを手に思う。

やれよバカ！

何を上から見てんねん。

今の生活だって裕福な人から見たら十分に低いぞ！

部屋にあふれるモノを捨てて、いらないサブスク解約して、無駄な出費も全てをなくしてみろよ！

家賃２万のアパートに引っ越してみろよ！

何ちょっといいとこに引っ越そうと考えてんねん！

いらんやろ。

一人暮らしの分際で部屋探しの条件に『2LDK』とか入れるな生意気な！

『1K』でいいやろ！

あと10年前からこんな妄想してたって言うけど、10年前なんてガチの底辺フリーターやったやんけ！

妄想するまでもなくそのレベルやったんや！

アホか。

まぁ何が言いたいかというと、自分がこれまでの様々な場面で今とは違う選択をしていれば、今とは違う人生を歩んでたんだろうという事実にモヤついているのだ。

それが今よりもいいものでも悪いものでも、自分に違う人生があったかもと思うとなんとも不思議な気持ちになる。

思春期なのかな？

とりあえず、今の自分の人生がきっと最善だったと思えるような、10年後の自分が、これでよかったんだと思えるような人生を歩みたいよね。

今日の晩ごはん、『味噌カツラーメン』か『味噌ぶたラーメン』かでかなり迷った。どっちを選ぶかで僕の人生はきっと大きく変わるはず。

バタフライエフェクト的なね。

さぁ僕の選択は正しかったのかな？

味噌ぶたラーメン

炒飯も頼んじゃったけどね。えへへ。

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