いつ頃だったか忘れたが、日記本に掲載出来るというイベントに応募していた。
もちろん、特別な思い入れもなかったし掲載されるとも思っていなかった。
ただ、イベントには乗っかっておこうというだけのことだった。
しかし、僕の日記ははてなブログの『日記本』に掲載され、先日東京で行われた日記祭で配布をされたらしい。
そもそもどんな日記を送ったのかも忘れていたので驚きだった。
東京は遠すぎるので行くのを断念していたら、はてなブログからPDFが送られてきた。
PDFを開いて、自分の日記を読む。
とりあえず何でこんなのを送ってしまったんだろうと不思議だった。
それでも一応読んでみた。
なかなかおもしろかった。
せっかくだからと他の人のものも読んでみる。
色んな人の普通の日記がそこにはあった。
それが妙に面白く、ついつい読み込んでしまう。
そうか。
人の日記って面白いんだな。
いつか日記祭行ってみたいな。
僕はかれこれ10年くらい日記を書き続けている。
もちろん毎日しっかり書けているわけではない。
それでも自分の記録を残すことは楽しいと思っている。
初めて手帳に日記をつけた日は、大学3年生の春休みだった。
当時、2週間ほど滞在する予定で東京の兄の家に泊まっていた。
毎日東京巡りをするつもりだったが、想像よりもお金のかかる東京に嫌気がさし、滞在3日目には兄の家からあまりでなくなっていた。
上の記事にも書いているが、兄の家が多摩センター駅の近くにあったこともあり、都心に出かける気力もなく近所の中華料理屋に入り浸っていた。
そんな毎日を送っていたある日、ふとこの日々を記録しようかなという気になった。
やってることは、朝起きて散歩して中華食べて、散歩して酒飲んで寝るという、至極真っ当なニート生活。
でも、東京にいるという非日常感が、僕を日記を書くという行為へと駆り立てた。
近くにあるTSUTAYAで手帳を買い、その日あったことを簡単に書いてみた。
4行くらいのホントに簡単なもの。
それでもとてもわくわくした。
そのまま東京に来た初日からさかのぼって書いた。
手帳が、自分で書いた日記で埋め尽くされていくたびに心は高鳴っていく。
その日だけで何度も読み返してしまった。
それから10年以上たってもまだ書いている。
今はブログに形を変えているが、手帳に色んなことを書くという習慣は続いている。
これからもきっと書き続けるだろう。
それこそ、僕のブログがいつか僕を助けてくれるその日まで。