今週のお題「キャンプ」
昨今大ブームのキャンプ。
キャンパー歴4年の僕は、とりあえず1人で不自由なくキャンプできるくらいのギアは持っているし、それなりのノウハウもあると思っている。
実はキャンプに関する記事もたくさん書いてた。
だが、キャンプが好きかと言われると、正直怪しい。
なぜなら、キャンプは結構めんどくさかったりする。
もちろん楽しいし、非日常を味わえる絶好の機会でもある。
今回の記事では、僕の思うキャンプのいいところとダルい面を両方紹介したいと思う。
キャンプ行ってみたいなと思う方の参考になれば。
また、キャンパーの皆さんに「分かる――――!!」と思ってもらえれば。
キャンプの良いところ
①デジタルデトックス
普段職場ではパソコンばかり叩いている。
家に帰ればスマホが手から離れない。僕も、現代の多くの人が抱える「スマホ依存」に悩む一人だ。
だが、キャンプに行けば自然とスマホから距離をとることが出来る。
なぜなら、案外忙しいからだ。
テントを設営し、食事を準備し、焚火の準備をし、お酒を飲まないといけない。
そして、何よりキャンプで仲間と語らう時間はスマホなぞが割って入る隙間がないほどに楽しいものだ。
そのため、気が付けばずっとスマホを放置なんてことが可能である。
②自己満足感
キャンプに行くモチベーションのうち、結構な割合を占めるのが
「新しいギアを使いたい」というものである。
キャンパーたちは、日々開発されるキャンプギアに目を光らせており、『CAMP HACK』はきっとブックマークされていることだろう。
そこにあるのは、機能性や、必要性を検討する堅実な心ではなく、
「人が持っていないものが欲しい」「いいなそのギア、どこのやつ?と言われたい」というエゴ丸出しの自己満100%である。
そして見つけたお気に入りのギアをポチっとし、それを使うことを妄想し楽しむのだ。
つまり、ギアを買うだけでもう楽しい。使うことを想像することこそが最もギアを楽しめる瞬間なのだ。
キャンプ沼と呼ばれる沼があります。それは、欲しいものが際限なく出てきて、どんなギアを買っても満たされなくなることを言います。
そうして、どんどん必要かどうかも分からないギアに部屋を圧迫されていくのである。
③美味しい
キャンプで食べるものは美味しい。
これはロケーションもあるが、せっかくのキャンプだから、家よりもちゃんと美味しいものを作りたいという意欲に満ちているからに他ならない。
食材だって普段よりも奮発していることが多い。
そら美味しいのは当たり前だ。
普段から『キャンプ飯 簡単 美味しい』や『キャンプ飯 モテる』などとググりまくっているのでイメトレはバッチリだ。
なお女の子とキャンプに行くことはない。
そしてお酒が美味しい。
なんぼでも飲めるし、とても楽しく飲める。
仕事の話なんてせず、キャンプギア談義に花咲かせながら飲む酒のなんと美味しいことか。
そしてそして
なによりも、翌朝のコーヒーが美味しい。
これは行ってみなければ分からないだろう。
そして番外だが、
ピンと張りつめた寒空の下、焚火の前で吸うたばこは言葉にならないくらいかっこいいのである。
そしてここからはキャンプのダルいところを紹介。
キャンプのだるいところ
①めんどくさい
キャンプ場に着いて、準備をする。準備はまだいい。これから楽しい時間が始まると思うと気合いも入るというもの。
しかし、設営に気合を入れれば入れるほど、次第に大きくなってくる気持ちがある。
それは・・・
「撤収ダルそうだな」というものである。
何をしててもその感情がチラつく。
分かる人には分かるかもしれない。
そして実際撤収はダルい。
二日酔いのなか(自業自得)、来た時よりも美しく片づけをする。
少しでもゴミを残していった瞬間、キャンパー引退だ。
きれいに撤収できたときの達成感はなかなかであるが、キャンプはまだ終わりではない。家に帰るまでがキャンプである。
家に帰り、持ち帰ったごみの処理やギアのメンテナンスと片づけ、これが終わって初めて撤収完了だ。
②煩わしい
①と似ているが、少し違う。
キャンプはグループで行くことが多い。よく行く仲間とのキャンプは楽しいのだが、やはり少し気を使ってしまうもの。
特に食事。
みんなの分も買っておこうかな?今日は○○さんは何作るって言ってたから、被らないように違うの作らなきゃな。一人一人に配れるように、捨てれるような皿も用意しとこか。
飲み物は自分の飲むビールと、みんながシェア出来るボトルを一本構えようか。
前回は焼酎だったから今回は日本酒かな?いや、○○さんがいい日本酒手に入れたとか言ってたからワインにしよか・・・
というようなことを全員が考えた結果、絶対に食べきれない量の料理と飲み切れない量のお酒が集まってしまう。
こうなることは分かっているが、「どうせみんなが持ってくるし、僕はいいか」とは考えることは出来ない日本人なのである。
じゃあソロで行けよこのデコスケ野郎!という意見もごもっともであるが、なかなか踏み切れない理由は③で。
③怖い
キャンプ場は基本的に人里離れた場所にあり、その自然の豊かさと解放感が売りなわけだ。
しかし、人工物に囲まれた生活をしてる僕のような軟弱男にはいささか怖い場面がある。
それが
・獣
・お化け
・変な人
である。
テントの周りを「フゴフゴ」言うイノシシに遭遇したこともあるし、誰もいないはずの河原のキャンプ場で砂利を踏む足音を聞いたり、ちょっとアレな人にブチギレられたりしたこともある。
それぞれの詳しい話はまた今度。
変な人の話は下の記事で読んでください。何とも言えない気持ちになります。
そう。キャンプは楽しいばかりではない。
大変なことも多いのだ。
最後に
色々書いたが、じゃあキャンプはどうなの?楽しいの?ダルいの?
めっちゃ楽しいです。
なんだかんだ楽しいんです。
楽しみ方を自分で見つけるのがキャンプなんです。
まだ始めていない方、何でもいいです。
椅子でもテントでもコップでもテーブルでも
自分のお気にのギアを見つけて外に出ませんか?
きっとスタートラインに立てるはずです。
そう。
そこが沼の入り口です。
いらっしゃいませ。