飲み会が3日続いた月曜の朝は体が重かった。
いつか書いたかもしれないが、僕はもともと月曜日は嫌いじゃない。
サザエさん症候群なんて皆無だ。
だが最近は少し違う。
体のダルさにストレスが加わり、月曜が疎ましいなと感じるようになった。
いつまでも一途ではいられない、人間の無常を感じる、そんな朝のはじまりはじまり。
朝からがっちりと働き、疲れも見えてきた12時半、朗報が入る。
台風の接近に伴い、明日はリモート出勤になるかもというものだ。
これはチャンス。
しかし油断は出来ない。まだ決定ではない。
ここは一つ後押しをしておこう。
まずは直属の上司に
「JR止まってるみたいですね~しかも明日はもっと降りますよ」
「下手に出社するより思い切ってリモートの方がいいでしょう。」
「どこどこの会社も休みにしたみたいですよ(嘘)」
僕のこの後押しが効いたかは分からないが、結局翌日はリモート出社に決定した。
小中学生の頃は、台風が接近するたびに学校から休校の連絡を待ったものである。
それが大人になった今でも、同じ気持ちでいれる自分の不変さに感心する。
またコロナの流行とともに働き方も変わってきて、リモートワークなどというものが生まれた。
それまではどんなに嵐だろうと休みになどならなかった。
働き方改革最高。
そこで友人からのラインが。
昨夜も飲んだ、県外から遊びに来てる大学時代の友人である。
「飲まへん?」
これで4日連続である。
だが全く怖くない。
なぜなら明日は休みだから(リモートワーク)
急いで仕事を終わらせて会社を出ようとしたそのとき、部長から
「明日念のためいつもの時間に来て会社開けてくれ」
確かに僕は万が一のための、管理職しか持っていない会社のセキュリティカードキーを持たされている。
だがそれは、責任あるポジションだからとか、信頼されてるからとかそんなことではない。
『朝が早い』から持たされているだけなのだ。
そんな理由で僕に持たせてくるうちの会社は大丈夫なのかと心配にはなるが、とにかく、そのカードキーのせいで僕だけ明日の朝一から出社を命じられたのである。
これで4日連続飲酒からの早朝出勤が決まったわけだが、僕はそんなものに負けるようなヤワな生き方してない。
やったろうやないかい。
まずは高知の酒のディズニーランド、『ひろめ市場』へ。
実に3年ぶりの来訪だ。
ひろめ市場についてはその内しっかりと記事にしよか。
相変わらずひろめにしか出せない匂いだ。
この空気感が好きで高知に残ることを決意したほど(嘘)
一杯目はサッポロ赤星をチョイス。
昨日まで散々飲んでおり、飲みたい気持ちはなかったのだが、口をつけるとやはり「嫌いにならない」という感想しか出てこない。
結局はそういうことなのよ。
あまり飲まないようにしよう思ってたけど、楽しいもんで2次会へと滑り込む。
21時50分に入店。
「22時ラストオーダーですけど大丈夫ですか?」
早いな。
だがサクッと飲んでサクッと帰ろうじゃないか。
席に着き、すこしまごまごしてるとすぐにラストオーダーを言い渡された。
そこで、
抹茶ハイとバイスサワー、そして梅茶漬け。
美しき赤と緑のコントラストが、閉店間際の居酒屋に彩りを差す。
すべて飲み干し本日の酒宴は終了。
楽しかったな。
代行を呼んで土砂降りの雨の中を帰る。
土砂降りすぎだろ。
車からはいい曲が流れてた。
やっぱり月曜日は嫌いじゃないかもな。
そんな朝令暮改的な自分に気付く、ちょっといい一週間のはじまりはじまり。