さすがに昨日は働きすぎたな。
朝が少しだけしんどかった。
朝活なんて余裕で出来てない。
スタンダードな日常に戻ったらということで許して。
やらなきゃ意味ないよ。
本日も忙しさは変わらず、居残り組は昨日よりも増えていた。
残業しているといつも「島耕作」を思い出す。
僕は島耕作シリーズが大好きで、ほとんどのシリーズを読んでいる。
煙でもくもくの社内、くわえタバコの島耕作が夜遅くまでモーレツに働く。
主任、係長、課長、部長、常務、専務、社長、会長・・・
どんなシリーズでもそんなシーンが強烈に頭に残っている。
若いころの島耕作しかタバコは吸ってないが。
早く読みたいな。
まだモテているんだろうか。
高知という自他ともに認める田舎で働く僕にとって、大都会を舞台にバリバリと働く島耕作は憧れの存在だ。
残念なことに仕事を始めてから読み始めたんだ。
学生のうちに読んでいたらきっと僕は東京で就活をしていただろう(してない)
とにかく紳士でスマートな立ち振る舞いの島耕作。
それでもやるときゃやる的な漢気も持ち合わせている。
そらモテるよ。
とにかく島耕作はめっちゃモテる。
モテてモテてモテてモテすぎている。
リアルに、単行本1冊につき1セッ〇スはしている。多分もっとしてる。
しかも歳を重ねてもそのモテ度は衰えを知らない。
歳を取ってもこんなに遊べるんだと。
世のおじさん達に勇気と元気を与えてくれる。
しかしながらみなさん勘違いしてはいけない。
あれは島耕作だから出来ることである。
決して憧れを抱いたり、真似したり、自分にもできるなどと思いあがってはいけない。
そんな彼のモテエピソードを一つ。
この作品のヒロインともいえる大町久美子の誕生日をレストランで祝う島耕作。
シェフによってバースデイケーキが運ばれ、そこには24本のロウソクが刺さっていた。
一気に吹き消す久美子。
しかし、久美子は25歳。
なんと一本足りなかったのだ。
そのことを島に注げると、
「大変失礼なことをした。一つ少なかった。」
と自分の非を認めて謝る。
久美子はさして怒ることもなく笑って許す。
島は「ちょっと行こうか」と言い久美子を連れて店を出る。
2人は東京タワーの見えるマンションの一室へ行く。
「今から25本目のローソクを吹き消すぞ」
すぐには消えない東京タワーだが・・・
これである。
こんな憎い演出をさらっとやってのける男なのだ。
こんな事されて落ちない女性などこの世にいるのだろうか。
こんなキザな事してみたいよね?
真似しようにも高知には東京タワーがない。
何ならいいんだろうか。
高知城かな?
パチンコ『ディーボ』のピカピカしてるデカい塔かな?
それともイオンかな?
やらない方がマシだね。
そんなこんなで仕事を終えたのは23時。
島耕作に憧れる僕はラーメン屋に向かった。(憧れ関係ない)
野菜肉そば。
野菜を冠した食べ物はカロリーゼロということで。
空腹の夜中23時過ぎ。
絶対に体にいいわけはないことは分かっている。
でもいいんだ。
たまにはね。(たまにじゃない)
ご飯と餃子のセットも頼んでたんだ。えへへ。
残業を終えた夜中のラーメンは哀愁の味がする。
世の働くおじさん達の哀愁がスープに溶けだしてるんだ(汚い)
ラーメンをすすりながらふと壁にかかった時計を見る。
23時40分。
目を疑った。
もちろんそんな時間に入店してるのだから当然だし、頭では分かってるんだ。
頭では分かっているが、心がその時間を拒否していた。
急いで食べ終わり、店を出る。
またも右手に寂しさを感じる。
白くて短くて棒状の火をつけるあいつが欲しくなった。
疲れてんだな~
シャワーを浴びると0時を回っていた。(3日連続、4月に入り5回目)
6時間後には起きて出勤か。
大丈夫。全然やれる。
僕のシリーズはまだまだこれから。
部長、社長、会長と続く道の途中だ。
みなさん今日も頑張りましょう。