とてつもない寒さと昨日の深酒がたたって全く布団から出られないまま10時を迎えた。
起きたところで昨夜のバカみたいな時間を過ごしたことと、あんなしょうもない場面でタバコを吸ってしまい、1か月の禁煙をリセットしたことを激しく後悔していた。
「まぁそんなこともあるよね」と自分に優しくすること2時間。
やっと元気を出す準備が出てきた。
二日酔いも心の曇りも食べないと晴れないぜ。
『麺処 南』にて中華そばの大を。
あっさりというよりはカッチリとしたコクのあるスープ。
弱った体に静かに入り込む。
これに『チカラ飯』という、担々麺の具をご飯にぶっかけ、温玉をのせた丼をかき込めばもうスッキリ。
とはいかず、なかなか体調は戻らない。
よし。
今日の予定はもうサウナだけにしよう。
何もしない。
文句は?
ない。
それならばと本読んだり、動画見たり、ブログ書いたり。
サウナ行く前に書いたせいで昨日のブログは少し暗く、じめっとしていた。
18時半。いつものホテルの大浴場へ。
なんと、入浴料が2月から100円アップの900円になっていた。
マジか~ちょっと高いな~ガラガラだし、ほぼ貸し切りのような使いやすさが気に入ってたがほかの選択肢も探してみようかな。
じっくりと湯につかって十分に体を温めてからサウナへ。
僕は自分のことをサウナーだとかそんな風には思ってないし、「ととのう」ということにも重きを置いていない。
普段あまり開いていない汗腺をガバッと開いてスコンと汗をかくことにのみ集中している。
大切なのはイメージだ。
体からよくないものがあふれ出るというイメージを持ってサウナに入っている。
体から出てるのは汗だけじゃない。体から追い出したい「何か」を汗とともに放出している。
今日は寒かったこともあり、外気浴に加えていつもより長めに湯につかってディープリラックス。
昨日のことは全部サウナ室にこぼしてきた。
心地よい夜風を浴びながら風呂を後にし、CoCo壱へ。
珍しくスープカレーでも。
サウナでしっかりトリップキメたおかげで最高にマンチかませた。
今週のお題「自分に贈りたいもの」
1週間のご褒美はCoCo壱くらいがちょうどいい。
今日したことは
中華そば
サウナ
カレー
だけである。
それでもいいんだな。
帰りの車でこんな曲が流れてきた。
青春ごっこを今も 続けながら旅の途中
ヘッドライトの光は 手前しか照らさない
真暗な道を走る 胸を高ぶらせ走る
目的地はないんだ 帰り道も忘れたよ
ザ・フラワーカンパニーズ 「深夜高速」
懐かしいな。
「生きててよかった」を連呼するこの曲と出会ったのは大学生の時。
魂を揺さぶられた僕は何度も何度も繰り返し聞いた。
ライブにも2度足を運んだ。
生のフラカンはかっこいいだけではすまない迫力と貫禄があった。
でも今日聞いたこの曲はこれまでとは違う深夜高速に聞こえた。
自分が歳を重ねることで曲の感じ方も変わっていた。
「生きててよかった」そんな風に思える時ってどんだけあるんだろう。
昔はそんなことを考えてた。
なかなか現れない特別な瞬間なのかもって思っていた。
壊れたいわけじゃないし、壊したいものもない若者特有のモラトリアムのなか、すべてのことに満足できない自分がいた。
だから、フラカンのライブ終わりに外で缶ビールを一気飲みし、「生きててよかった」と大げさにつぶやいたりしてた。
そんな若い時分から時は流れて
今日、中華そば食べて、サウナいってカレー食べただけだが、
確実に生きててよかった瞬間にあふれていた。
昨日の世界一つまらん飲み会の後だからなのかな。
僕にとっての「生きててよかった」のハードルは確実に下がっている。
これがいいことなのかは分からない。
ただ一つ言えるのは
生きててよかった 生きててよかった
生きててよかった そんな夜を探してる
今の僕はもう探していない。
生きててよかったはそこらにあふれてるって知ってるから。
ちなみに僕の大好きな寅さんは作中のセリフでこんなことを言っている。
甥っ子である満男の
「人間は何のために生きてんのかな?」
という問いに対してのアンサーだ。
「うーん、なんていうかな。ほら、あぁ、生まれてきてよかったなって思うことが何べんかあるじゃない?ね。そのために人間生きてんじゃねえのか」
格好よすぎだろ。
寅さんのような男になるんだ僕は。
まぁ何が言いたいかというとね。
僕は全然大丈夫だってことだけ。
昨日のしみったれた自分の文章が恥ずかしくなるくらい立ち直ってしまった。
サウナってほーんといいもんですね。