早朝出勤が続く。
別に誰に強要されてるわけでもないがそんな日が続いている。
今週の平均労働時間は12時間~13時間。
産業革命時代のイギリスでは子どもの労働時間が平均で約15時間あったそうなのでそれに比べるとまだまだ。
早い子どもは5歳になると働かされていたというから恐ろしい。
そら子どもの労働者の平均寿命が15歳なんていう地獄のような数字になるよな。
僕はというとさっき労働時間が12時間とか書いたが
訂正させていただきたい。
会社にいる時間が12時間なだけだ。
実際に働いている時間はおよそ3時間くらいかな。
あとはただ会社にいるだけ。置物?
今日、仕事中に打ち合わせをしているふりをして仲の良い他社の友人と話をしていた。
薄い壁を挟んで隣の部屋では県の職員のかたが来て何か話してた。
県の方がうちの会社に何しに来たのかを社員である僕が知らないのがまずヤバいけどね。
そのときの僕と他社のやつの会話が
「○○会社の○○フラれたらしいぞ。」
「えっ?早くない?」
「頼む!少しでいいからう〇こ食べして!ってお願いしたらフラれたらしい。」
「wwwwwwwww」
世界一しょうもない会話。
しかも隣に誰かいるなんて気づかなかったからまぁまぁ大きな声だった。
上司が県職員を連れて外に出ていくとき、とんでもない形相で僕らの部屋を睨みつけていった。
あっクビかな。
悪いのは誰?フラれたあいつが100%悪い。
今週のお題「叫びたい!」
基本的には叫んだりすることは人生であまりない。
そら世の中の人みんなが叫びだしたら大変よ。
狂人なんて少しでいいんだから。
でもみんな叫んでるよね?
心の中では叫びまくってるよね?
何から手をつけていいのか全く分からないくらい仕事が山積みな時とか。
朝めっちゃ眠いし怠いけど起きなきゃいけないときとか。
お腹空いて、どうしても食べたいもののために少し遠出したのに臨時休業だったときとか。
ワクチン打ちに行ったのに打てなかったときとか。
今日は久しぶりに心の中で叫んでしまったことを書こうと思う。
先日とてもお世話になっていた元上司の方がお亡くなりになった。
すごく面白くて、破天荒で、風流な人だった。
多くのことを教えてもらったし、何度も一緒に酒を飲んだ。
今日はその方のお通夜。
告別式には行けないので今日がお別れの日。
久しぶりに袖を通す喪服はやはり気持ちが上がらない。
黒い服四人で乗り合わせて会場へ向かう。
みんなで笑いながら話しているが、その空気のどこかに、このあと涙が出てしまう匂いを放っているので盛り上がりきれない。
会場へつき、階段を一歩ずつあがる。お別れをしに来たのだがお別れをしたいわけではない。
そんな微妙な気持ちが足を遅くする。
受付で香典を渡す。
ご家族のかたの涙に早くも込み上げてしまう。
さぁお焼香をして手を合わせよ・・・
目に飛び込んできた遺影のなかの故人はとてもいい顔で
手を合わせて合掌してるポーズだった。
「逆ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
「手合わせるのはこっちーーー」
もちろん声に出すことはないが心の中で叫んでしまった。
泣いていいのか笑っていいのか分からない。
きっと両方だろう。
涙を流しながらも笑顔でお別れすることが出来た。
最後まで面白い人だったな。
外に出て一服する。
この前もらったこの『echo』
吸いきるまでは喪に服そうか。