むらよし農園

面白いことが書ければと。

空き缶の罪悪感と長い1日

6時半に無理矢理起きてテントの外に出る。
全く手付かずのテーブルや椅子、焚き火台、食器…
これからしないといけない撤収作業に頭をくらくらさせる。
ひとまずコーヒーをいれて一服。
いい時間だ
こんなに落ち着いて美味しいコーヒーが飲めるのに撤収くらいでガタガタ言うのはヤボだよね。

よしやるぞ!
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~1時間後~





もう一生キャンプ行かん。

思わずそういってしまうほどの終わらなさ。
でも来たときよりも美しく出来ないやつはキャンパーとしてというより人として終わってるから頑張らねば。

10時半ごろやっと終わり解散。

なんだかんだこの終わったときの解放感もいいよね
家帰ってからキャンプギアの片付けが残ってるけど。


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みんなで分担してゴミを持ち帰る。僕は毎回空き缶やペットボトルを持ち帰って家で洗ってからリサイクル回収ボックスに持っていく。
murayoshinouen.hatenablog.com

さすがに多すぎだろいい加減にしろ。みんな飲みすぎだろ酒やめろ。

シンク一杯の缶を洗うのはなかなかに骨のおれる作業だが、やるのが当たり前だと思っている。

だからこそ平気でゴミを残していく人間のことは理解できない。なぜ自分たちが持ってきて自分たちが飲んで食べてしたものを置いて帰れるんだろう?

今回も缶やペットボトルが放置されているのをいくつか見た。見かけたものは拾うが、僕が見つけて拾える量なんて屁のつっぱりにもならんだろう。

きっと僕たちとは違う義務教育だったのかな?一生キャンプもバーベキューもしてほしくないからゴミ放置族に呪いかけるね。



『必ず食器か火器の忘れ物しますように』
『計画段階で仲間との予定が合いませんように』
『ゴミを放置したら罪悪感が生まれますように』


さて片付け続行。

途中で後輩から連絡

「ちょっと迎えに来てもらえます?」

片付けも飽きたし全然いいよ。どこいったらいい?


八幡浜港まで」


いやいやいや

分かってる?
八幡浜ってどこにあるか自分で分かってる?
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檮原の山越えるんだぜ?県またぐんだぜ?


とりあえず出発の準備する(いくんかい)

一人じゃ寂しいから先輩も道連れにしよう。
さぁ長い旅が始まる。

ルートは須崎から197号線を行き津野町、檮原、大洲と進む。

昼時なのでひとまず須崎で飯を。
せっかくだから鍋焼きラーメン
有名店はどこも休み。
開いてる店に入る。
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鍋焼きラーメンとシラス丼のセットにすることはすぐに決まったが、ラーメンを大にするか並にするかで迷う。いつもなら大だが、昨日も食べすぎたしダイエッターなわけだし、そもそもダイエッターならシラス丼のセットにしないし・・・
と色々考えて並にした。
最後の最後でダイエッターの意地をみせる。

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うまそう。

普通に美味しくてペロリ。
隣で食べてたおじさんが食べ終わったスープにご飯をぶちこんで食べていた。行儀がいいか悪いかは置いといて絶対に美味しいやつ。

気が付いたらご飯頼んでた。
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でも大じゃなくて中にした。
このへんがダイエッターとしての矜持。

スープにご飯をいれるのは僕のスタイルと違うと思いご飯にスープをかけた
大にすればよかったと後悔するくらい旨かった。


さぁ行こう。
197号線に入り津野町を行く。
のどかでキラキラした風景に心が癒される。
キャンプの疲れも吹っ飛びそう(そんなわけない)
紅葉のシーズンだとホントに綺麗なんだろうな。

ポツンポツンとあるお家にそれぞれ人が住んでいてそれぞれ人生あってって考えるといつもエモい気持ちになる。
自分の知らない場所で自分の知らない人が主人公として生きているって事実に不思議な感情が出てくるんだよな~

梼原を越え大洲を抜けるってときにアクシデント。

二人ともナビを開いていたのに道を間違えて宇和島方面に向かってしまう。きっと人とは違う義務教育を受けていたのだろう。有料道路なので変更できずやむなく少し遠回りのルートになる。こんなこともあるさ。

この590円は後輩に払わそう。


八幡浜に着き後輩を乗せて再び高知へ。

帰りは道も暗くなり、永遠に続く山道が精神と体力を削ってくる。
やっと高知に入り土佐市の『とん吉』で夕飯。

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焼肉定食と
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餃子
すこぶる好きな味だった。


とにかく長かった1日が終わりを迎えようとしてる。
1日をこのくらい濃く生きていけば毎日ブログのネタに困ることはないななんて思いながら就寝。

明日は穏やかでネタにならないようなゆっくりした1日がいいな。